【統計】中国国家統計局PMI 2019年2月
中国国家統計局が2019年2月の製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIを発表しました。
前月はこちら⇒【統計】中国国家統計局PMI 2019年1月
中国国家統計局 製造業PMI
https://twitter.com/chu_sotu/status/1100964203907567617
2月の製造業PMIは49.2と、好不調の分かれ目となる50を3カ月連続で下回る動き。
一部には中国経済の底入れを騒ぐ人たちもいますが、はしごを外されていますね。
項目別に見てみましょう。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1100964272912265217
PMIの各項目の説明をします。左からPMI、生産、新規受注、原材料在庫、雇用、サプライヤー納期、新規輸出受注、輸入、購買数量、購買価格、製品出荷価格、完成品在庫、受注残、期待指数
2月の製造業PMIは生産が初めて50を下回りました。
いっぽう、新規受注は3カ月ぶりに50を上回りました。
原材料在庫はかなり減ってきています。
雇用はだいぶ悪化しています。
輸出向け受注は酷いものです。
輸入は最低レベルじゃないでしょうか。
アジア各国からの中国への輸出は1月に大きく落ちているのがみえましたが、2月もどうやら同じ傾向が続いていそうです。
原材料価格は戻っています。
出荷価格は50割れ継続
在庫水準は抑えています。
受注残は低いです。
景気予測だけはいつも強気です(笑)
中国国家統計局 非製造業PMI
https://twitter.com/chu_sotu/status/1100964337311604737
非製造業PMIは前月より落ちたとはいえ好調です。
なぜこうなっているのかわかりませんが。
項目別にみていきましょう。
https://twitter.com/chu_sotu/status/1100964400876273666
左から事業活動、新規受注、購買コスト(投入価格)、サービス販売単価、雇用、期待指数、
新規事業数、受注残、棚卸資産、納期
※下の段は解釈が間違っているかもです。
ほぼほぼ好調持続なのですが、雇用と受注環境は相変わらず悪いです。
雇用が製造業、非製造業ともに悪いのに、いつまでも非製造業PMIが好調というのは解せません。
そのうち落ちてくるかな。
中国国家統計局 総合PMI
https://twitter.com/chu_sotu/status/1100964489506115586
コンポジットPMIはここもと最低を更新をしました。
以上です。