【統計】中国国家統計局PMI 2019年2月

【統計】中国国家統計局PMI 2019年2月

 

中国国家統計局が2019年2月の製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIを発表しました。

 

前月はこちら⇒【統計】中国国家統計局PMI 2019年1月

 

中国国家統計局 製造業PMI

2月の製造業PMIは49.2と、好不調の分かれ目となる50を3カ月連続で下回る動き。

一部には中国経済の底入れを騒ぐ人たちもいますが、はしごを外されていますね。

 

項目別に見てみましょう。

PMIの各項目の説明をします。左からPMI、生産、新規受注、原材料在庫、雇用、サプライヤー納期、新規輸出受注、輸入、購買数量、購買価格、製品出荷価格、完成品在庫、受注残、期待指数

 

2月の製造業PMIは生産が初めて50を下回りました。

いっぽう、新規受注は3カ月ぶりに50を上回りました。

原材料在庫はかなり減ってきています。

雇用はだいぶ悪化しています。

輸出向け受注は酷いものです。

輸入は最低レベルじゃないでしょうか。

アジア各国からの中国への輸出は1月に大きく落ちているのがみえましたが、2月もどうやら同じ傾向が続いていそうです。

原材料価格は戻っています。

出荷価格は50割れ継続

在庫水準は抑えています。

受注残は低いです。

景気予測だけはいつも強気です(笑)

 

 

 

中国国家統計局 非製造業PMI

非製造業PMIは前月より落ちたとはいえ好調です。

なぜこうなっているのかわかりませんが。

項目別にみていきましょう。

左から事業活動、新規受注、購買コスト(投入価格)、サービス販売単価、雇用、期待指数、

新規事業数、受注残、棚卸資産、納期

※下の段は解釈が間違っているかもです。

 

ほぼほぼ好調持続なのですが、雇用と受注環境は相変わらず悪いです。

雇用が製造業、非製造業ともに悪いのに、いつまでも非製造業PMIが好調というのは解せません。

そのうち落ちてくるかな。

 

 

中国国家統計局 総合PMI

コンポジットPMIはここもと最低を更新をしました。

以上です。