2019年3月26日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
米国株式ヒートマップ
S&P500
米10年債利回り
WTI原油
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昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇
しかし序盤の強さはなく後半はダレる展開。
気迷い気分の強い動きだった。
原油価格の安定からエネルギー株が物色されているほか、
ここもと下げていた金融株には買い戻しの動きが広がる展開。
金利の低位安定を受け公益や不動産が買われたほか、
消費財・小売なども堅調
いっぽうでトランプ大統領の薬価改定への意欲を受けたヘルスケアプラン銘柄がさげたほか
クアルコムとの特許紛争で輸入制限の可能性が出てきたアップルAAPLが下落に転じるなど特徴的な動きを示した。
また、原油価格のコスト上昇で業績が圧迫されることが懸念されたカーニバルクルーズCCLなどが下落した。
この日はコンファレンスボード米消費者信頼感指数、住宅着工、ケースシラー住宅価格指数などが発表されたが、どれもあまりよろしくない数字。
19/3/27~1~ブーテフリカ大統領が退陣・アルジェリア軍が無血クーデター/コンファレンスボード米消費者信頼感指数が低下/米住宅着工が弱い動き/ケースシラー住宅価格指数
特に住宅は、金利低下にも関わらず新築住宅の着工が鈍いという残念な結果。
この背景には季節的な要因も指摘されるが、とりまあまり景気がよろしくないのは見えてきている。
ただし、そうした状況が金利低下を促していることは好材料。
また、市場の信認の高いイエレン前FRB議長の「不景気入りしていない」とのご託宣も市場の心理改善に役立っているかもしれない。
とりあえず、合算出来高65.5億株は非常に少ない。
この出来高でトレンドができたとみるのは危険だろう。