備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
(1時6分)
平安好医生の香港IPO、約1200億円規模にも-GICなど株取得合意
平安保険(Ping An Insurance/ピンアンインシュアランス/2318.HK/601318.SS)の子会社で、平安好医生(ピンアンハオイーシャン)を展開する平安健康医療科技がIPOします。1200億円規模らしいです。約1億9000万人が利用するというオンライン医療診断サービスと健康関連メディア事業、医薬品販売などが主力ですが、同じような事業を展開するスタートアップは他にもあります。同様のビジネスが海外市場に無い以上、国内での熾烈な戦いが待っていることでしょう。
米国債弱気派、力を取り戻す-インフレにらみ10年債利回り3%に接近
ルサールの一件がノリリスクニッケルにも波及するのではないかとの懸念や、OPECが80~100ドルを目指すのではないかとの観測から、インフレ懸念増大→金利上昇となってきました・・・が、どうなんでしょう。なんとなく、今までの金利上昇局面とは違った匂いもするのですが。
3月の米中古住宅販売件数、1.1%増
前年同月比では1.2%減少です。価格上がりすぎ、在庫少なすぎ、これじゃ販売数がなかなか増えません。よく日本でも「都市の地価を上げるために郊外の開発をやめろ」と言う人がいますが、あぁいうのは株と同じでポジショントークです。どう考えても欧米の土地管理政策が有効に機能しているようにはみえません。低所得者でも都市部に住める日本は、厚生面、文化面で非常に好ましい政策をしていると俺は思います。
UPDATE 1-米4月のサービスPMI速報値上昇、新規事業指数15年3月以来の高水準=マークイット
すばらしく強い。
BRIEF-4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.5(予想 :55.0)=マークイット
高い。とことん強いです。新規受注指数が高いです。しぶといです。
Utility CenterPoint Energy to buy Vectren in $6 billion deal
公益企業に再編機運です。ガス・電力企業のCenter Point Energyが同業Vectren Corpを60億ドルで買収です。個人的には、いまは買った方がのちのち後悔するような相場じゃないかと思います。アメリカでは、公益株ですら割高です。
テンセント・ミュージック、IPOへの準備進める
スポティファイに次ぐ規模になりそうとのこと。みんなどこもかしこもIPOを急いでますね。
Kimberly–Clark sales surpass estimates
クリネックスティッシュのキンバリークラーク(NYSE:KMB)が決算発表。決して悪い数字ではなかったんですが、金利上昇を嫌気して下がってますね。有名ではありますが、この会社の財務はなかなかイカれたことになってます。連続増配企業ですが、同時に債務超過を行ったり来たりです。金利上昇にはとても弱い体質をしています。一度確認してみてください。
(10時3分)
BRIEF-BOE Technology’s Q1 Net Profit Down, 2017 Net Profit Up
中国半導体大手、京東方科技のQ1決算は減益。中身は忙しいので未確認。
中通客車、エコカー補助金縮小で7割減益
中国のバス製造大手。この記事では速報段階でしたが、実際の決算も補助金削減で67%減益。どうも中国製造業に息切れが目立つような・・・これらはじきに、日本の工作機械輸出などに影響してきます。
手游赋能三七互娱净利增长超五成
モバイルゲーム大手三七互娯網絡科技、17年12月本決算は51%増益。中国は一人あたりGDPが1万ドルの大台に乗ろうとする環境下、ゲームビジネスが爆発的に膨らんでいます。ちなみに日本がGDP1万ドルに到達したのは81年くらい。ゲーム産業が爆発的に膨らむのは83年のファミコン発売からです。
米、対ロ制裁を一部猶予 アルミ大手が対象
米国によるオレグ・デリパスカ氏とアルミ大手RUSAL(ルサール)への制裁開始から二週間程度経ちました。この間、社債市場や非鉄市場、株式市場の一部に大混乱が発生し、どうやら一部ではRUSAL関連で損失を抱えた投資家の合わせ切りも発生し始めているそうで・・・とうとうアメリカ政府もことの重大性に気づいて制裁緩和に舵を切り始めました。
いやはや、こうなることくらいわかってたでしょう?もしかして本当にバカなんじゃないかと・・・それとも、デリパスカ氏にルサールとノリリスクニッケルを手放させて、安く仕込もうとしている奴がいる?ロシア制裁強化法で潤うのは誰?~RUSAL、Norilsk Nickelの暴落~
Google parent Alphabet sees profits jump 73pc on advertising boom
Googleの親会社Alphabetの決算は絶好調・・・ですが、やはり広告一本足は変わらず。そして、開発費は伸びている。バリュエーションは悪くない。ネット関連で唯一レシオ的にマシなのはココだと思う。まぁ、他が高すぎるだけでもあるのだけど。
(11時45分)
鋳鋼・鍛鋼生産、2月2.3%減 需要堅調も頭打ち感
目先の天井をつけたかな、という気がします。需要が大きく伸びる環境にありません。
アップル部品供給業者のAMS、第2四半期の売り上げ減速を警告
Apple帝国が本格的に崩壊に向かうのではないかと俺は感じています。オーストリアの半導体、センサー大手AMSが、部品供給先企業一社からの受注が急減しているとの業績警告を行いました。AMSはAppleの主要サプライヤーの一社です。
いまのAppleは、PC98時代のNECと似ています。ファミコン時代の任天堂と似ています。殿様商売がずっと続けられると思ったら大間違いです。
欧州委、アップルによる楽曲認識アプリ「シャザム」買収を調査
流れている音楽から曲名を検索するシャザムというアプリがあります。自社の配信サービス強化を目指してAppleがシャザムを買収しようとしたのですが、欧州委が待ったをかけました。大手プラットフォーマーには逆風が吹いています。
訂正:UDが30年までに電動トラック量産化、ボルボ内で電池技術共有
VOLVO傘下のUDが電動&自動運転を推進するとのことです。元記事が訂正されまくっていて情報が錯綜していますが、とりあえず言えることは、自動化による省力化と、電動化による低コスト化が進むということ。
個人的な見解を述べると(10年くらい前からの持論です)、これでヤラれるのは北米貨物鉄道だと思います。UNPとかBNSFとかCSXとかそーゆーとこ。とくに西部インターモーダルはきついかもしれない。鉄道事業者は東西に分かれていて、北米大陸の真ん中で貨物の積み替えをしなくちゃならない。時間的にも労力的にもコストがかかる。しかも鉄路の維持費が莫大にかかる。
もしも無人トラックによる一貫輸送が可能になれば、すごく便利になる。トラック輸送のネックである人件費も気にならない。道路はみんなで使うから重量税くらいしか気にしなくていい。しかも電気だったら再エネで無限に手に入る時代がやってくる。
まだまだ鉄道事業者の方が優位性があるでしょうが、あと20~30年先くらいにはおいらの見通しは当たってると思います。
(13時01分)
伊大統領、新政権樹立で下院議長に調整指示
マッタレッラ大統領が五つ星運動もしくは民主党のどちらかと連立できないか探るよう下院議長に指示したとのこと。3月に総選挙やってからもう一か月半くらい。まだ連立協議が成立しないあたりがイタリアの凄いところ・・・
3月の企業向けサービス価格、0.5%上昇 人手不足で運輸上昇
この記事では運輸上昇と見出しが出ていますが、実際は建設が一番大きく上昇寄与しています。とくに公共土木など。建設事業者も二極化しそうに思います。逆に低下したのはテレビ広告。他の媒体へ出稿が増え、テレビがそのぶん弱くなっている可能性があります。
豪フォーテスキュー、サイクロンで鉄鉱石出荷量減少
日経はまたよくわからんことを書いてますが・・・フォーテスキューの鉄鉱石が売れないのは、鉄分含有量が少なくて需要が落ちていることが主因。
SKハイニックス営業益 過去2番目の高水準=1~3月
モバイル向けが落ちています。サーバーで稼いでいますが、まったくポジティブではないと思います。
Michelin sales fall as euro compounds China, US weakness
タイヤのミシュランが売上減。ユーロ高と北米と中国の弱さが主因。
(23時11分)
オーストラリア2018年1Q CPI結果(出所:豪州統計局)
豪ドル安傾向にも関わらず、物価上昇圧力は依然として弱い。
中国配車大手の滴滴出行がメキシコ進出 ウーバーに対抗
メキシコはウーバーが独占しており、ウーバーの収益において極めて重要な地点です。今年か来年にも上場を予定するウーバーにとっては非常に重要な戦いになります。と同時に、滴滴にとっては不利な状況をどう克服するか試す絶好のチャンスですし、滴滴の親会社にとっては、電子決済を売り込む好機となります。とりあえず、様々な意味で非常に重要な戦いが始まります。
Abu Dhabi, Shanghai plan exchange focusing on China trade
アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)が一帯一路関連の企業、投資家向け取引所をアブダビに設置することを上海証券取引所と基本合意。中国は、湾岸協力会議を自陣営に取り込もうとしている。
日本チェーンストア協会/3月の総販売額は0.1%減の1兆6071億円
お花見需要堅調で総菜などの動き良好。野菜や果物が好調。住関連、衣料品は不調。
(23時30分)
日電産の18年3月期、純利益18%増で最高 車載向けなど好調
日電産、米家電大手から冷蔵庫部品事業を1170億円で買収
日本電産がしかける大勝負、産ロボ減速機に2000億円
決算数字は無難。同時にワールプールからコンプレッサー事業エンブラコを買収、日本電産サンキョーを通じてジェンマーク社を買収することを発表。
買収戦略が変更されている可能性がある。以前は倒産しかかったところを助け船的に買収してきたが、今は時間を買うために積極的に高バリュエーションでも掴みに行っている感じがある。それが吉と出るか凶と出るかは今後の流れを見なければわからないが・・・
中国・華為技術、仏PSAと「つながる車」開発
プジョーシトロエンがファーウェイ(Huawei)と提携。Huaweiと言えば、いま話題のZTEと並んで中国を代表する通信企業。そして、世界の5G技術の先導役でもある。アメリカと組めないなら欧州と組もうという中国企業のしたたかさが見え隠れする。
PSA first-quarter sales jump 42 percent on Opel-Vauxhall acquisition
オペル/ボクスホール買収に伴って売上が嵩上げされている。これを除いてみると、売上高は13.3%増。在庫は前年比12.3%増。
SAP profits jump 33% despite flat revenue, forex headwinds
独ソフトウェア大手SAPの1Q決算は好調。クラウド事業でシェア拡大、利益率回復。カリダス買収効果で見通し引き上げ。クラウド収入増加。為替変動を除いたベースで31%増加。
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