【雑感】XaaS企業って、ユーザー数がめっちゃ多いのに赤字とか、いつ黒字を出せるようになるんだよ?
めっちゃめちゃ疑問なんですけど、最近話題のXaaS企業・・・
SaaSとかPaaSとかIaaSとかいろいろありますけど
どこもここも赤字垂れ流しで、ぜんぜん黒字化する気配がありませんよね。
⇒XaaSのまとめ~IaaS、SaaS、MaaS、PaaSなど
やれ市場シェア何パーセントとか
やれ全世界で何千万人が利用とか
いろいろと凄そうなことを聴きますけど
シェアをいくらとったって、収益化できなければ何のためのシェアなのかしらん?って感じに思うのは自分だけなんでしょうか?
そもそもにおいてXaaS企業の多くにいえることですが、それだけユーザーが多いのに赤字ということは、ビジネスモデルに欠陥があるということじゃないんでしょうか?
90年代~00年代の日本企業って、やたら技術礼賛で、技術ナンバーワンなら利益度外視みたいなところもありましたけど、
それが今は、
「シェアナンバーワンなら利益度外視」
に代わっただけのような気がするのは自分だけなんでしょうか?
もちろん、シェアを握っていれば、他の企業がいなくなったあとで、寡占化した市場で暴利をむさぼっていけるかもしれない。
しかし、そうなるまでにはかなり長期間が必要で、
その状況になるころには、テクノロジーの変化で別の業態との競合が起きているかもしれない。。。
それが技術の世界だと自分は思っています。
現在、XaaSだとかシェアエコノミーだとかクラウドビジネスだとか騒がれています
が、その多くがシェアやユーザー数、トップラインの伸びばかりを競っていて、ボトムを・・・足元を見ようとしていません。
それは非常に危険なことなんじゃないか?というふうに自分は考えます。
なお、いまの赤字のユニコーン企業や上場後間もない企業も、業界で支配的な地位を握れば、
いずれは独占的な地位を利用して稼いだマイクロソフトのような大企業になると思っている人がいるようですが、
それはないんじゃないかと思います。
マイクロソフトは昔から黒字企業でしたから。
⇒【MSFT】マイクロソフト(Microsoft)の業績・決算と株価~OSやオフィススイート売り切り型ビジネスから世界最大のSaaS企業に脱皮
どんな経済環境になっても、自社のビジネスで資金を確保できる企業は強いです。
経済環境が悪化した途端に資金繰りに窮して安値で身売りせざるを得なくなるような企業とは違います。
いまのXaaS界隈っていうのは、モノポリーでいうならば、スタートのマス目を通過するたびに大量の現金が配られている環境と同じです。
これがいずれは閉じます。
その時に生き残れるのは、しっかり黒字を出せる企業です。
祭りの最後まで付き合うのも手ですが、個人的にはもう少し別の方角を狙ってみるのも手かな、と思います。
以上です。
関連⇒XaaSのまとめ~IaaS、SaaS、MaaS、PaaSなど
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