米国債の長期トレンドブレークで何かが起きる予感?

こんにちは、中卒くんです。

先日Zerohedgeという方が、Twitterに米国十年債利回り推移と出来事を書いたチャートを載せていまして、とりあえずそれだけじゃイベント数が足りないように感じたので自分なりにいろいろ追加してチャートを描いてみました。

 

 

こうやってみてみると、なるほど、大きな転換点に差し掛かっているような感じがします。二番底を試して、そこからなべ底を駆け上がるように利回りが上昇する(債券価格が下落する)ような感じにみえてきます。

 

しかし、図からもわかる通り、基本的に株価暴落時には利回り低下、債券価格が上昇するのが普通です。

いま起きていることは、債券安、株安、ドル安のトリプル安。これまでとはまったく真逆な展開。

もちろん、いままでもトリプル安が起きたことはあります。しかし、そういったことは基本的に長期間続くものではありません。今回は、ちょっと長引いているように感じます。

 

そこらへんが、気持ち悪いところです。

株式に関しては、トレンドは転換していないし、押し目を買っていけばいい・・・と思いつつ、なにか裏があるんじゃないか?と市場参加者が不安になるのはそういう理由でしょう。

たとえば、米財政支出の拡大をいままでファイナンスしてきた国の一部が本格的に足を引いたりだとか、そういう理由なら辻褄があうんです。

 

そんなわけで、国際資本統計には要注目です。

ドル安が進んでいるわけですから、過去の経緯からすれば中国の米債保有は増えているはず。それが覆ってきているとしたら、とても嫌な雰囲気になります。

そこに注目しています。

 

 

by中卒くん