『ぺんてる』のお家騒動問題で思い出す~2代目社長『堀江利幸』の自殺~
筆記具大手「ぺんてる」にお家騒動が勃発しています。
報道では、コクヨがぺんてるに間接出資するとのこと。
政策投資銀行と伊藤忠商事が出資するマーキュリア・インベストメントが、創業者一族が持っていた株式をもとに投資商品を組成。
そこに文具大手のコクヨが出資して、実質的にぺんてるを支配するという構造のようです。
こうした動きにぺんてるの現経営陣は猛反発
非上場企業であるぺんてるを巡って、議決権確保をめぐる争いが起きているとのことです。
ぺんてるは昔からお家騒動だらけ~2代目社長『堀江利幸』氏は飛び降り自殺
この報道を聞いて、自分は
「またやってるのか・・・」
といった印象を持ちました。
というのも、ぺんてるがお家騒動を起こすのはこれが初めてではないんです。
タイトルにも書きましたが、ぺんてるの2代目社長『堀江利幸』氏は自殺しています。
1987年、東京都千代田区東神田2-1-6ぺんてる東京支社屋上から飛び降り自殺してんです。
自分はまだ子供の自分でしたが、学校で使っている文房具の会社の社長が自殺した・・・という事実に非常にショックを受けたのを覚えています。
なにがあったのかはわかりません。
ぺんてるはもともと、創業者社長である父・堀江幸夫氏が絶大な権力を誇っていた企業と言われています。
この堀江幸夫氏と2代目社長『堀江利幸』氏のあいだに何かがあったのかもしれません。
そこのあたりはわかりません。
ただ当時、のちに社長となり、そして放逐される息子・堀江圭馬氏はまだ高校生でした。
ですので、三代目に直接バトンタッチせずに、社長は社内から選ぶことになりました。
このとき、堀江幸夫氏は社長に復帰しませんでした。
普通なら、こういう非常時ですし、非上場企業ですから、たぶん復帰するものと思われますが、しませんでした。
個人的に、この当時から社内の政治がぐちゃぐちゃになっていたのじゃないかとみています。
ぺんてる2代目『堀江利幸』氏は自殺、3代目『堀江圭馬』氏は放逐へ
その後、自殺した堀江利幸氏の息子、堀江圭馬氏が慶応大学を卒業。
1992年にぺんてるに入社します。
経歴はこちらのサイトに載っています。
国内営業本部⇒海外営業本部アメリカ⇒ジョージ・ワシントン大学MBA取得⇒海外営業本部貿易企画部⇒国内営業本部係長⇒同プレゼンテーションセンター室長⇒工場管理部次長⇒取締役開発部長⇒経営戦略室、開発部
を経て、2002年、代表取締役社長に就任します。
しかし、同氏もまた、会社内部の政治問題に巻き込まれ、2010年に社長を外され、放逐されてしまいます・・・
で今回、この堀江圭馬氏の持ち株(ただし譲渡制限付き)が問題になっているとのこと。
堀江圭馬氏は社長返り咲きを狙ったものの、別の一族の持ち株を集めることができず、諦めてマーキュリアに売却。
マーキュリアからはぺんてるへ社外取締役を派遣してきたとのことです。
2代目社長が自殺したぺんてる本社ビルはいずれ建て替えか?
ぺんてるの本社は、なかなか威圧感があります。
水天宮側から向かうと、真正面にぺんてるの本社がみえるんです。
東証の近くですから、もし機会があれば見に行ってみてください。
あぁ、ここで社長が自殺したんだ・・・と感じるはずです。
そのくらい、ちょっと異様な雰囲気を漂わせています。
まぁ、この調子だと、あの建物も建て替えかもしれませんね。
場所は一等地ですからね。
お祓いが必要かもしれませんが・・・。
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