アレクサンダー・アコスタ労働長官に疑いの目あつまる~ジェフリー・エプスタイン逮捕で

アレクサンダー・アコスタ労働長官に疑いの目あつまる~ジェフリー・エプスタイン逮捕で

 

ジェフリー・エプスタイン問題でトランプ政権労働長官アレクサンダー・アコスタ氏に疑いの目

数多くの未成年少女を世界中のセレブに売春目的で斡旋してきたジェフリー・エプスタイン氏が再逮捕されました。

この件で、以前逮捕された際のフロリダ州南部地区検察検事を務め、ジェフリー・エプスタイン氏との秘密裏の司法取引を行ったアレクサンダー・アコスタ氏に疑惑の目が集まっています。

アコスタ氏は現在、トランプ政権の労働長官で、対移民政策の矢面に立っている人物です。

 

ジェフリー・エプスタイン氏の事件については以下

ロリータ女衒『ジェフリー・エプスタイン』が再逮捕~Wikipediaからクリントン元大統領との関係が削除される?~

ロリータ売春の女衒ジェフリー・エプスタインという男~クリントン元大統領、アンドルー王子などと極めて親密

 

ジェフリー・エプスタインへの司法取引を主導したアレクサンダー・アコスタ氏

アレクサンダー・アコスタ氏は2006年当時、フロリダ州の南部地域の検察検事でした。

その時期に、ジェフリー・エプスタイン氏の児童買春および児童売春斡旋事件が発覚します。

以前の記事にも書いたとおり、対象となった少女はその後の捜査で数十人、場合によっては数百人にも上ると言われる重大な事件でした。

その少女を買ってセックスをした顧客には、世界中のセレブの名前が噂として浮上しており、英王室のアンドルー王子やクリントン元大統領の名前もその中には含まれます。

 

そうしたなか、アレクサンダー・アコスタ氏はジェフリー・エプスタイン氏と裏司法取引を行っていたと、ヘラルド紙がスッパ抜きました。

ヘラルド紙によれば、アレクサンダー・アコスタ氏は事務所以外の場所で弁護士と会って話していたほか、少女側にその司法取引の存在を伝えていなかったとも伝えられています。

結果、ジェフリー・エプスタイン氏に対しては非常に寛大な内容の判決が下りました。

 

 

 

アレクサンダー・アコスタ氏とジェフリー・エプスタイン氏側の司法取引の結果・・・

フロリダ州検察アレクサンダー・アコスタ氏による司法取引の結果、

ジェフリー・エプスタイン氏が受けた罰は非常に軽いものとなりました。

 

普通、アメリカで性犯罪者といえば重罪で何十年も牢屋に収監されるものです。

しかも、多くの囚人に囲まれてピンク犯として虐められるのがアタリマエと言います。

 

ところが、ジェフリー・エプスタイン氏は、そういう生活とは無縁でした。

まず刑期ですが、たったの13カ月です。

しかも、独房で過ごすことを許されます。

独房というよりも、別荘のような、小さな家だったと言います。

テレビやエアコン、シャワーなども完備されて、外部との連絡もとれるようなところだったという話もあります。

さらには、仕事をするために一週間のうち6日間の外出が認められており、

事実上、家(牢屋?)に帰るのは夜だけでよかったとのこと。

 

あまりの寛大な措置に、当時から

「カネで解決したんじゃないか」

「政治的なコネが利用されたんじゃないか」

などと騒がれました。

 

この司法取引を行ったのが、アレクサンダー・アコスタ氏です。

 

 

ジェフリー・エプスタイン氏の事件後、出世していくアレクサンダー・アコスタ氏

事件当時フロリダ州南部地区の検察だったアレクサンダー・アコスタ氏は、ジェフリー・エプスタイン氏の事件を担当したあと出世していきます。

まず、2009年、フロリダ・インターナショナル・ユニバーシティ・カレッジ・オブ・ローの学部長になります。

そしてさらに、2017年からはトランプ政権の労働長官に就任します。

アレクサンダー・アコスタ氏はトランプ大統領の意向を汲み、対違法移民対策を強化することで自国労働者の権利確保を最優先するような政策を打ち出します。

こうしたことから、民主党側から目を付けられる立場となりました。

 

 

今回のジェフリー・エプスタイン氏の再逮捕を受け、アレクサンダー・アコスタ氏はなかなかに苦しい立場に追いやられています。

今後、当時の司法取引の経緯などが次々に明るみになる可能性もあります。

問題はすでに州レベルではなく連邦レベルに移行し、FBIが捜査を開始しています。

今後の展開には要注意です。