中国2018年4月 消費者物価指数CPI
いつものように中国国家統計局のサイトのデータを利用して短評していきます。
まずは全体の数字を確認
前年比1.8%上昇と巡航速度
・・・にみえるが、個別にみていくと低下に寄与したものが特殊であり、実質的には上方への圧力が強いと感じる。
医療の伸びが著しい。
上昇寄与・・・新鮮な野菜が8.2%、卵14.9%、果物4.2%、住居2.2%、牛肉3.2%、マトン14.1%、家事サービス5.5%、自動車燃料8.7%、自動車整備2.4%、郵便3.3%、教育2.7%、旅行3.1%、漢方薬5.1%、西洋医学5.4%、医療サービス5.8%
低下寄与・・・豚肉-16.1%、通信装置(スマホなど)-2.4%、通信サービス-0.9、食用油-0.9%、輸送用機器(クルマなど)-1.3%
豚肉の下落が大きく影響しているように思います。
食用油は米中通商摩擦の影響で上昇圧力がかかります。
豚肉も米中摩擦がおきれば飼料価格上昇します。
CPIの伸びが抑えられていたのは、一時的要因が大きいように感じます。
以上です。
なお、上記の数字には間違いがあるかもしれませんので、正確な数字は国家統計局のサイトを直接見ていただくようお願いいたします。