備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
22時45分
議長声明で異例の米名指し批判 G7財務相会議が閉幕
かつてG7は仲良しこよしの和気藹々とした集まりでしたが、現在のG7はなんだかとても殺伐としています。本来は顔見世や親睦を深めるのが一番の目的であるはずで、批判を行う場ではないのですが、今回はこういう状態になったそうです。未だかつてない、凄いことです。
アスベスト 工場跡周辺、住民が中皮腫 東京・4人死亡
アスベストを原因とした中皮腫問題で新たな展開。かつてアスベストを扱った工場の周辺に通っていただけの人も、中皮腫にかかって死亡したそうです。今後は古いビルなどの解体作業に伴う飛散も増えることが懸念されます。
グーグル、国防総省との契約更新せず ドローン技術で
Googleは、同社従業員から総すかんを浴びていた国防総省との契約について、これを延長しないことを決定したそうです。すでに数人の技術者がこの件を理由に同社を去っているとのことで、これからは従業員との対話がより重要になっていくものと思われます。
日本企業「設備年齢」若返り 18年度、投資16%増
設備若返りはいいのですが、世界的にみると設備投資循環は9年目くらいに入っています。ふつうに考えたら、そろそろ良いところです。しかし日本企業の設備投資動向をみると、直近数カ月でようやく設備投資が増え始めました。遅すぎますし、危ないです。在庫循環的にも年後半から下向きになりかねず、非常に危険性を感じます。日本企業の経営者は、なぜこうも循環を無視した経営をするのか謎です。高校の政経で何をやってたんでしょうか・・・
コラム
アリババ傘下アント・フィナンシャルのMMF余額宝(ユエバオ)、規制逃れのため四苦八苦
余额宝(ユアバオ)がMMFの商品名から「プラットフォーム」名へ?起死回生の規制強化からの回避策!?
なかなか面白い記事です。
以前からもお伝えしているとおり、中国証券監督管理委員会CSRCは最近になってMMF(マネーリザーブファンド)などへの締め付けを強化しています。これは既存の金融システムの外で膨らむ与信を制限したいという当局の意思が働いています。中国のMMFは日本や欧米のそれと異なり、銀行が発行する理財商品などへの投資も多く、これが金融システムの不安定要因となってきている・・・と当局は考えているようなのです。
で、その中国版MMFの最大の成功者が、ネット通販でのし上がったアリババ集団(阿里巴巴集団)の子会社、アントフィナンシャルの余額宝(ユエバオ/Yuebao)なわけです。これが当局にいろいろと規制をかけられているわけです。
アントフィナンシャルは今秋にもIPOを予定しているといいます。株式を上場するのですから、あまり規制を加えられて利益を削られるのは困るわけです。というわけで、アントフィナンシャルは余額宝(ユアバオ)をMMF名ではなく、プラットフォーム名にすることで、この規制を逃れよう・・・としているそうです。
いやしかし、それはたぶん悪あがきですw いくら脱法手段をとっても、じきに規制が加わることでしょう。むしろ重要なのは、IPOを控えたこのタイミングにも規制が加わっている…ということだと思います。中国にとってもアリババやテンセントは金の卵のはず、なのになぜこんなイジワルをするのか。
実は、アリババのジャック・マー(馬雲)氏は、全人代に呼ばれませんでした。いや、呼ばれていたのかもしれませんが、出席していなかったようです。
なんとなくですが、ジャック・マー氏ひきいるアリババと、中国共産党上層部の間に風が吹いているのではないか・・・という気がします。まぁ、気のせいかもしれませんけどね。