備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
8時17分
China launches tax evasion probe into film, TV industry | Reuters
中国の税務当局が、映画、テレビ業界の脱税調査に着手するそうです。一部の高額なギャラの俳優などは、書類上の契約とは別に脱税目的で裏契約を結んでいるとのことで、こうした契約による脱法を取り締まる模様です。
個人的見解:アリババやテンセントは国内メディア事業に投資していますので、なんらかの影響がおよぶ可能性があります。
China cuts solar subsidies to curb industry overheating
中国国家発展改革委員会NDRCが太陽光発電への補助金を減額。5月31日から買い取り価格を引き下げ。余剰電力発生問題解決と、電力価格引き下げが目的。
Truckers’ strike curbs Brazil trade surplus in May
トラックストの影響で、ブラジルの5月貿易収支が悪化。前年同月比22%減。スト突入後2週間に関しては、輸出が36%減、輸入が26%減。
北朝鮮への制裁維持訴え、核放棄の場合のみ救済-マティス米国防長官
政権内部が一枚岩ではないようです。マティス米国防長官は北朝鮮に対する制裁維持を訴えています。問題は、マティス氏の立場が以前ほど盤石ではなさそうなことですが。
14時13分
Global airlines slash profit outlook as fuel costs jump | Business …
国際航空運送協会IATAが2018年の世界航空業界の利益予想を12%引き下げ。燃料価格高騰と地政学リスク増加を反映。
Australian firms‘ profits rise in boost to consumer spending
豪連邦統計局によると、豪企業利益前年比5.9%増、企業在庫同0.7%増、賃金給与同5.0%増
スペイン・カタルーニャ自治州政府が発足 自治権を回復
自治権停止中だったカタルーニャですが、トラ州首相を中心とした自治政府が発足しました。
個人的見解:他のソースでは、トラ州首相はラホイ政権後に首相に就任した社会労働党のサンチェス書記長と会談する方向で調整しているとのことです。ただ、サンチェス書記長もカタルーニャ独立には反対しています。一番人気のシウダダノスは強硬に反対しています。もしここでカタルーニャ独立に賛成してしまうと、社会労働党としては政治的にマズい。交渉は纏まらないと自分はみています。
Indonesia’s annual inflation rate slows in May
インドネシア5月消費者物価指数CPI 前年比3.23%に鈍化 4月は3.41%
コアCPI上昇率 2.75% 4月2.69%から加速
21時40分
エアビー民泊、掲載8割減 新法施行で対策を前倒し 「違法」営業の淘汰へ一歩
AirB&Bが違法民泊の掲載を取りやめたことで、掲載件数が8割も急減しているそうです。
個人的見解:民泊規制関連の法をしっかり守るとなると、今までエアビーに民泊登録していた多くの方が、投下資本に見合った利益を上げられないと思います。特に京都などは規制が厳しすぎて、利益を上げることはまず不可能でしょう。不動産価格にも影響してくるのではないかと思われます。
米、食料補助予算2割削減へ 低所得者向けフードスタンプ
低所得者向けフードスタンプ(食品などと交換可能なチケット)の予算が大幅に削減されます。かわりに、シリアル等を直接支給することを検討しているのだとか。とりあえず、ターゲットとウォルマートの収益には打撃となります。
伊ウニクレディトが仏ソシエテ・ジェネラルと合併検討
ソシエテ・ジェネラル側は否定しているそうです。そりゃそうです。一緒になってもメリットがありません。
日産、ディーゼルエンジン開発中止 EV集中鮮明に
ディーゼルエンジンへの投資をしても、それを回収しきる前にEV化が進む・・・との見立てです。それは正しいと思います。事業を捨てる勇気が日産にはあります。トヨタにはありません。そこが非常に気がかりです。
京都銘菓「八つ橋」 創業年巡り提訴、競合老舗相手に
競合他社の創業年が疑わしい、という理由で提訴です。こういった理由で裁判になるのは初めてじゃないかと思います。(参考になる判例があれば教えていただきたい・・・)
22時31分
高速炉共同開発、仏が縮小を表明
フランス原子力庁は、日本と共同で研究している高速炉実証炉ASTRID(アストリッド)計画を縮小することを正式に表明。
個人的見解:高速増殖炉原型炉もんじゅの後継技術として実用化が期待されてきたASTRIDですが、はっきりいって、これをやるメリットはフランス側にあまりない。フランス側としてはラ・アーグ再処理工場がありますから、核燃料サイクルに困っていません。日本のように再処理が軌道に乗っていない国とは、置かれた環境とは全く異なるのだと思います。ウラン価格も低迷してますしね。
日本は夢をみずに、もうちょっと地道に再処理をしていった方が良かったのだと思います。というか、そもそも原発を日本で回すこと自体が間違いだったと思いますが。
(短信)漁業権制度を見直しへ 政府、水産改革の方針決定
漁業権の漁協優先が見直しされるそうです。担い手がいない漁場に関して、企業に割り当てるなどの方針になるそうです。今までは新規に参入したい人がいても、地域の皆に認められないと漁業を開始できないなどの制約があったそうで、これが担い手不足に繋がっているとの不満の声が出ていたそうです。
船にも「自動運転」の波 造船・海運各社が研究加速
ロールスロイス社などが先行して研究開発しています。ノルウェーの肥料大手ヤラ社が肥料輸送に自動運搬船を使う実証実験を始めたとのこと。三井E&Sも商船三井と組んで地球調査船「ちきゅう」で培った技術を用いて研究開発するのだとか。
ここには書かれていませんが、BHPビリトンも確か鉱石の輸送に利用すると以前報道されていたと思います。
コラム
メキシコで左派大統領誕生か?「国家再生運動/Morena」のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏が支持を広げる
Leftist Andres Lopez Obrador widens lead in Mexican presidential race
メキシコ大統領選(7月1日)の世論調査
新興左派政党「国家再生運動/Morena」を率いる元メキシコ市長アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール氏(Andres Manuel Lopez Obrador)、略称AMLOアムロの支持率が50%を突破して支持を広げる流れ。
二位の中道連合リカルド・アナヤ氏が24%、三位はPRIのホセ・アントニオ・ミード氏22%
個人的見解:
ロペス・オブラドル氏は過去に二度大統領選挙に出馬しています。
一度目は2006年、得票率35.3%。僅差で敗退します。
二度目は2012年、PRDから出馬するものの、PRIのペニャニエトに大差で負けます。
ロペス・オブラドール氏は広く顔が知れ渡っており、人気もそれなりに高い人物ですが、以前からポピュリスト的な候補にありがちな、他人を口汚く罵るような場面が多くありました。今回は反トランプを旗印にしています。また、制度的革命党PRIのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の腐敗体質を糾弾することで支持を集めています。
NAFTA交渉に影響するのは必至です。
NAFTA交渉が決裂すればメキシコに進出している日本企業にも大きな影響が出ます。特に自動車部品関連です。注目してみていく必要があります。