備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
Noble Energy gives in to Permian challenges; weak forecast weighs …
米・独立系石油・ガス大手のノーブルエナジーが業績予想下方修正。輸送問題に直面しているパーミアン盆地以外に投資を割り当てるとのこと。
個人的見解:パーミアン盆地でみんな掘りすぎて、パイプラインの輸送容量を超えたらしいです。鉄道輸送もできるんですが、それすらも満杯。というわけで、ここに集中して投資してきた企業が軒並み業績悪化に苦しんでいます。
米貿易赤字:6月は7.3%拡大、4カ月ぶりの増加-輸出が減少
1年7カ月ぶりの規模の拡大。中国が報復措置として関税を発動させるのがみえていたため、これをさけるために大豆の輸出が4月5月に前倒しされていたせいとのこと。対中貿易赤字は6月0.9%増。
なお、上期でみると対中赤字は8.6%増、対日赤字は2.9%増。
日産自動車、エンビジョングループ にバッテリー事業を譲渡 – 日産自動車 …
日産の自動車バッテリー事業であるオートモーティブエナジーサプライAESC売却が中国の再生エネ事業者エンビジョングループに決まったそうです。
個人的見解:中国のファンドが資金繰り難で買収を断念した案件です。今度もまた中国企業。日産は中国向けに強い口利き屋を雇っているんでしょうか。それとも、中国企業の貪欲さがいまだ健在なのか。
Trump adviser Kudlow warns China after new tariffs … – Reuters
米国家経済会議NECのクドロー/カドロー委員長が中国に対して、通商問題に関する米大統領の意思を甘く見るなよ、と言っています。われわれは欧州EUとも協議して対処するつもりだ、とも語っています。これは、先日のユンケル・トランプ会談を踏まえてのものと思われます。
トヨタ、いすゞとの資本提携解消 共同開発に進展なく
個人的見解:良いことだと思います。資本提携は資本の無駄遣い以外の何物でもありません。ガバナンス上も問題がありますし、百害あって一利なし。
別に資本提携しなくたって、本当に利害がかみ合うなら技術提携はできるはずです。むしろ、その利害が見えにくいから資本提携なんてことをするんでしょう。下らない仲良しごっこはやめて、利害得失に沿った行動をとるべきと思います。
グーグル、中国でクラウドサービス提供へ テンセントなどと協議=報道
Googleがテンセントとクラウドサービスでの提携を目指して協議。
個人的見解:Googleとテンセントはすでに特許のクロスライセンス契約を結んでいますので、あらたに他社と提携して技術流出リスクを高めるよりもテンセントと組むのがスマートな流れだと思います。
問題は、中国の規制当局がどういう態度をとるか。米中貿易戦争のさなかですから、認可がおりるかどうか微妙なところだと思います。
米政権、トルコの一般特恵関税制度適用を見直し 対米報復関税導入受け
トルコの特恵関税制度を見直しとのこと。
個人的見解:追加関税導入しているんですから、特恵関税もへったくれもないと思います。既定路線。とにかく、関税をかけられるところには全部かけたい、それがトランプ政権のやりかたでしょう。
思想的な問題だと思います。関税自主権はアメリカの成立原点です。トランプ大統領は、そういう意味で極めてアメリカ的なんだと思います。
米国産LNG、中国の25%関税リスト入りで業界に大きな打撃も
中国が米国産LNGを関税対象に含めるとのこと。
個人的見解:これを受けてシェニエールLNG、テルリアンTELL、ゴラールGLNGなどが下落しています。すでに長期契約を結んでいる契約者も非常に困ったことになると思います。また、LNGタンカー運営のギャスログGLOG、LNG比率の高い商船三井の業績などにも影響が及ぶ可能性があります。ちなみに、2019年からはヤマル産のガスが調達可能になります。中国はアメリカのLNG受け入れを拒否っても大丈夫、との判断があったのかもしれません。