【6465】ホシザキの業績と株価
今回は全自動製氷機や業務用冷蔵庫、生ビールディスペンサや業務用食洗器などの厨房機器で国内シェアトップのホシザキの業績と株価をみていきます。
とりあえずホシザキの会社説明から始めます。
ホシザキとは?
ホシザキは業務用の製氷機、冷蔵庫、食洗器などを製造販売している厨房機器メーカーです。
ホシザキの事業内容
ホシザキの事業内容は厨房機器の製造販売およびメンテナンスサービスとなっています。
主要製品群は以下のとおり、製氷機、冷蔵庫、食洗器、ディスペンサなど多岐にわたります。
(ホシザキ資料より)
ホシザキの国内シェアトップ商品
ホシザキは業務用の製氷機、冷蔵庫、生ビールディスペンサ、食器洗浄機で国内シェアトップとなっています。
(ホシザキ資料より)
ホシザキが監理銘柄に指定
ホシザキの販売子会社で不適切取引(循環取引?)の疑いがあることがわかり、同社は緊急に第三者委員会を立ち上げ調査を開始しました。
ところが、この調査において嘱託職員が全国の販社幹部らに対して回答方法を指示していた疑いが浮上。
これを重く見た同社はさらなる調査をするとともに、2018年1~9月期の決算発表と第3四半期報告書の提出を延期すると発表。
これを受けて東証はホシザキ株を監理銘柄に指定しました。
ここもとイケイケドンドンで成長してきた同社経営幹部としては青天の霹靂でしょう。
ホシザキの業績
ここからはホシザキの業績を決算報告書や会社側資料などをもとにみていきます。
(この記事は2018年12月15日に書きました)
ホシザキの2018年Q2決算の業績
ホシザキの2018年Q2決算の業績は増収増益となっていますが、ひところの勢いはなくなっています。
ホシザキの2018年Q2決算のセグメント別業績
ホシザキのセグメント別業績をみると、国内比率が全体の3/4程度であることがわかります。
海外事業を買収するなど積極的に外に出て行っている印象のあるホシザキですが、以前として国内市場が売上、利益ともに源泉となっています。
アジア事業は利益率がやや低迷しており、どのように改善していくのかに注目が集まります。
ホシザキの株価 2018年12月15日
ホシザキ 日足株価
ホシザキ 週足株価
ホシザキの株価は非常に力強く上昇してきましたが、ここもとのコンプライアンス違反問題で大きく下落しています。
チャート的には大崩れなパターンとなっており、仮にいくらか戻したとしても上値が重たい展開になりそうです。
そもそもにおいて株価はPER40倍近くまで買い進まれており、バリュエーション的に無理がありました。
今回の件で下がったとはいえ、いまだにPER20倍以上です。
しかも、これまでの決算が訂正されることになれば、過去の業績のモメンタムも変化してきます。
今後はこの訂正された内容をもとに再度評価し直されることになるでしょうが、果たしてそれがどういったものになるかは予想できません。
いろいろとリスクの高まる展開となっています。
なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではなりません。投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたしますた。