スプリント(Sprint)とTモバイル(T-Mobile)の合併を対米外国投資委員会(CFIUS)が承認~背景にファーウェイ製品の排除~
対米外国投資委員会(CFIUS)がスプリント(Sprint)とTモバイル(T-Mobile)の合併を承認
米通信大手のTモバイルとスプリントとの合併交渉ですが、対米外国投資委員会(CFIUS)がこれを認可したと報じられています。
今回、対米外国投資委員会(CFIUS)のほかに司法省と国土安全保障省、国防総省による「チームテレコム(Team Telecom)」がこの合併の安全保障面での審査を担当したとのこと。
対米外国投資委員会(CFIUS)は親会社二社にファーウェイ製品の排除を要求していた?
今回の対米外国投資委員会(CFIUS)による審査通過についてロイターが報じるところによりますと、
スプリントの親会社ソフトバンクと、Tモバイルの親会社ドイツテレコムがファーウェイ製品を排除したことが対米外国投資委員会(CFIUS)による審査通過の理由とのことです。
というか、ファーウェイ製品を排除することを対米外国投資委員会(CFIUS)側が求めた可能性すらあります。
ここらへんはどういったやりとりがあったのか、具体的なものはみえませんが、かなり露骨な感じは受けます。
対米外国投資委員会(CFIUS)の審査は通過。残るは反トラスト法関連
対米外国投資委員会(CFIUS)による合併承認は得られましたが、引き続き反トラスト法関連で司法省とFCCから合併の承認を得る必要があります。
また、最終的にはトランプ大統領の承認も必要です。
今までこの独禁法と大統領の部分がネックになって合併がなかなか進まなかったわけですが、果たしてどうなるか。
もし今回すんなり通るようなことになれば、それこそ露骨なファーウェイ外しを印象付けることになります。
どうなるか、注目が集まります。