S&P500
米10年債利回り
WTI原油
前営業日⇒2018年12月21日 米国株式市況概況
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って大幅続落
クリスマス前日で半日取引だったが、それを感じさせないような大きな下落。
S&P500はこの日、12月単月でみて過去最大の下落率を更新した。
この日は序盤から原油価格下落を嫌気した売りがエネルギー株を中心に出ていた。
また、どうした理由かはさだかではないものの、公益と不動産REITが大きく売られており、下げ足りていないものを売る動きが機械的に出ている印象もあった。
半ばあたりからはヘルスケア、情報通信、金融、小売りなどにも幅広い売り物が殺到。
休暇前に手仕舞う動きが継続して大幅に下落。
先にも書いた通り、この日に特徴的だったのは公益の下げだと思う。
全体安のなか上昇をキープしてきたが、換金できるものは売っておけ、といった動きが出て値下がり率上位にランクイン。
不動産も非常に大きな下落率となっており、単純に金利低下⇒利回り確保できる銘柄、という動きにはなっていないことに注意が必要。
つまるところ、これは資金が足りない、干上がった状態ということ。
ただ、ビットコインやゴールド、ほか商品市況などをみると、足元では緩和を織り込む動きが出てきているようにもみえ、その点には留意が必要。
合算出来高59億株