【ETF】SPYとCWIの比較~デカップリング論を検証してみる
米国株価指数SPYと米国外株価指数CWIによる比較
以前書いたこちらの記事
デカップリング論はなかった!では逆デカップリング論はあるのか?
では、米国S&P500指数に連動するETFのSPYと、米国外株式指数に連動するCWIの比較を行い、相場の転換がやってくることを予見しました。
「アメリカの株価だけが強い・・・そんな逆デカップリングが続くでしょうか。かりに世界経済が急激に落ち込まないにせよ、いずれかの時点で米国株の割高感は解消される時がくるのではないか、と感じています。」
と書きましたが、まさにそれがいま起きています。
どや!\(^o^)/
で、事後検証として、今回はSPYとCWIのデカップリングのその後を見てみます。
とりま以下のようになっています。(水色がSPY、ピンクがCWIです)
3年前から
2年前から
1年前から
まるでアキレスと亀の競争です。
追いつこうとすると先に行かれてしまう(笑)
しかし、
米国外株価指数であるCWIと米国内株価指数であるSPYが急速に差を縮めている
というのは一見してわかると思います。
とりあえず、カップリングしたらその場で下落が止まる、というものでもありません。
ただ、市場の見方が共通化したときというのは、えてしてフラットを通り越して反対側に振れやすいことが多い。
つまり、米国の一人負けになる可能性すらあるということです。
それは、来年1月末ころから始まる、各企業の今年ぶんの決算の状況をみてからですが、バリュエーション面の比較からみて、その可能性も無きにしも非ずかな、という気がします。
欧州、日本、新興国のバリュエーションがかなり安い一方、アメリカはいまだに高いですからね。
歪みは、常にどこかしらには発生しています。
そこを見つけていけばいいと思います。
以上。