【統計】中国国家統計局PMI 2018年12月
中国国家統計局が2018年12月の製造業PMI、非製造業PMI、総合PMIを発表しました。
前回はこちら
中国国家統計局 製造業PMI
12月の国家統計局製造業PMIは49.4
とうとう2016年以来の50.0未満に突入です。
好不調の境目が50.0ですから、製造業は景気後退入りと言えます。
項目別に見てみましょう。
PMIの各項目の説明をします。左からPMI、生産、新規受注、原材料在庫、雇用、サプライヤー納期、新規輸出受注、輸入、購買数量、購買価格、製品出荷価格、完成品在庫、受注残、期待指数
新規受注がマイナス成長に落ち込んでいます。
原材料在庫も減らしています。
雇用も減らしています。
新規輸出受注は46.6と大幅に低下しています。
輸入も低迷しています。
原材料価格、出荷価格ともに落ちています。
完成品在庫と受注残も低迷しています。
完全にモノのデフレ状態入りです。
中国国家統計局 非製造業PMI
非製造業PMIは上昇しています。
各項目ごとにみてみましょう。
左から事業活動、新規受注、購買コスト(投入価格)、サービス販売単価、雇用、期待指数、
新規事業数、受注残、棚卸資産、納期
※下の段は解釈が間違っているかもです。
ぶっちゃけ、新規受注以外はあまり改善点がみえないのですが。
期待指数がやたら高くて、PMI自体も高く出ています。
これが低下してきたら厄介でしょう。
中国国家統計局 総合PMI
総合PMIはやや低下していますが、そこそこ踏みとどまっている感じです。
でも、非製造業PMIの個別項目をみるかぎり強気にはなれません。
今後もしばらく弱い動きが継続するとみていいでしょう。
以上。