AIとは勝負しないで、人間らしいイマジネーションを重視すべき
前回、
ファンダメンタルズ投資はAI(人工知能)がメインプレーヤーになっていくはず
というコラム記事をうpしました。
ファンダメンタルズ投資においては人間はAIに勝ち目がないだろう、というものです。
今回のコラムでは、そういう時代になったとき、どういう風に人間は行動したらいいかについて考えます。
とりあえず、先に書いておきたいのは
ゲームでも投資でも、AIに真正面から向かっていって勝とうと思うのはやめた方がいい・・・
ってことです。
囲碁でも将棋でもAIはめちゃめちゃ強くなってます。
テレビゲームでもAIをカリカリにチューニングしたら間違いなくAIが強いです。
MoBAなんてそういう研究が結構進んでます。
人間の勝ち目はほとんどないでしょう。
なぜ投資だけ、人間がAIに勝てると思うのかが謎です。
理屈で考えて、人間はAIに勝てません。
自動車と駆けっこして人間が勝てないのと同じように、
人間は筋肉でも脳味噌でも機械に負けます。
それは当然でしょう。
AIに勝とうと思うのがアホ
だと思います。
人間ができることは、AIを利用することです。
自動車と駆けっこをして勝とうとする奴は馬鹿ですが、自動車に乗って競争するのはレーサーという職業として成り立ってます。
それとおなじことで、AIを利用して生きていけばいい。
AIは人工知能などと言われますが、知能のようにみえる道具でしかありません。
何も怖がる必要はないです。
人工知能と呼んでいるのは所詮たんなるコンピュータです。
クルマのことを人工馬と呼んでいるようなものです。
人類はいままで、ヒト以上の能力を持つ機械を生み出してきましたが、それを恐れつつも、上手く利用してきました。
今後も人類はうまくやっていけるはずです。
とりあえず、今後の人類は、投資に限らず、医療や産業などあらゆる場面でAIをチューニングして稼ぐことが中心になるでしょう。
それは紡績機や織機のメンテナンスをしながら糸や布を作ったのと同じことで、なにも目新しいことじゃありません。
今後は、それらAIの比率が高くなればなるほど、AIが動く前に先んじて動いておくような、そうした先読みの能力の方が役に立つように思います。
数字が出てからではなく、数字を出すための統計自体を予想するようなことです。
先んじて予測しておき、実際に動きがみえたらそこに乗ればいい・・・そういうイマジネーションを中心にした投資法が良いんじゃないかと思います。
これは何も新しい投資法ではなく、今までも存在していたやり方ですが、それがAI時代になれば、より利用価値が高まるのではないかとみています。
人間が優位性を持っているのはイマジネーションや美意識です。
それはたぶん、相当未来になっても変わらないはずです。
以上。