ドンキホーテホールディングスがPPIH(パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス)に社名変更
ドンキホーテホールディングスがPPIHに社名変更、本格的に海外進出へ
ドン・キホーテHDは1978年に創業者の安田隆夫が「泥棒市場」を杉並区上荻4丁目に創業したことに始まるとのことです。
その後1980年に卸売業のジャストを設立。
1989年に総合ディスカウントストアのドン・キホーテ第一号店を江戸川区葛西に出店し、いまに至るとのこと。
この間、29期連続の増収増益となっており
(PPIHホームページより)
いやはや、すさまじい成長です。びっくりです。
しかしさすがに、国内だけでこれ以上の成長をしていけないとみたようで、今後は海外市場へのM&Aなども積極的に行っていきたいといったことは、以前から経営陣は語っていました。
PPIHという名前に込められた思い
PPIHは、パンパシフィック・インターナショナル・ホールディングス(Pan-Pacific International Holdings)の略だそうです。
つまり、環太平洋を中心に、インターナショナルに展開していきたい、という思いがこの新しい社名からはみえます。
ぶっちゃけ、物凄くダサい名前に聞こえますが、とりあえず目標はわかりやすいです。
太平洋証券とかユナイテッドワールド証券と同じようなものです。
夢はでっかく持つべきです。
インバウンド訪日外国人にウケるPPIH
PPIHことドン・キホーテは、海外からの旅行客にめちゃくちゃ人気です。
自分は日本国内を一人旅していたことがありまして、東京や大阪だけでなく、地方都市のドンキもよく利用しました。
そこで気づいたのは、ホテルから夜中にふらっといって買い物するような外国人が非常に多いこと。
昼間ももちろん化粧品などを購入する外国人がいるのですが、夜もお菓子や飲食物を買う外国人が多い。
飲食店や他の商店がしまっていても、ドンキはあいているので、客が入りやすいんですね。
ドン・キホーテによると、だいたい月間の訪日外国人利用客数は40万人超ということです。
年々この数字は増えているということで、まぁ、外国人にもウケる商店だという自負があるのだと思います。
国内事業の先行きをみこして海外に展開しようとしているPPIH(ドンキホーテ)
PPIH(ドンキホーテ)が海外進出を本気で考えるのは、国内市場に今後拡大余地がなさすぎる、とみているからと思われます。
実際、生産年齢人口は漸減していっています。
年齢も徐々に高齢化がすすみ、PPIH(ドンキホーテ)が商売のメインターゲットとするような若者層は減っていきます。
こうした環境下で、ちょうどインバウンド需要で外国人旅行客がPPIH(ドンキホーテ)に流れ込みました。
何年か前にはPPIH(ドンキホーテ)はインバウンド需要が月間5万人くらいだったと言ってましたから、ここ数年で8倍に増えた計算です。
ならば、海外でも商売できるんじゃね?
自分達のやり方は外国人にもウケるんじゃないの?
と考えたとしても不思議じゃありません。
実際、PPIH(ドンキホーテ)は海外企業をM&Aしたいと言ってますし。
PPIH(ドンキホーテ)は常にチャレンジへ
とりあえず、PPIH(ドンキホーテ)はまだ立ち止まる気がないようにみえます。
コストが先行するかもしれないし、上手くいくかどうかもわからないけれど、とにかく小さくとどまらず、世界に出ていこうと考えています。
PPIHって、最初聞いた時はPPAPを思い出してプッと吹きだしてしまいましたが、よくよく考えてみればいい名前だと思います。
チャレンジ精神は常に必要です。
企業もマグロも、止まったら沈んでしまいますから。
頑張ってほしいもんですね。
以上です。