中国・大連港が豪州産石炭の輸入を制限か~ファーウェイ問題の仕返しか?

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中国・大連港が豪州産石炭の輸入を制限か~ファーウェイ問題の仕返しか?

 

 

中国・大連港で豪州産石炭の積み下ろしが遅延

石炭先物市場などで有名な中国・大連

その大連港で、豪州産の石炭が積み下ろし遅延に見舞われているようです。

China port bans Australian coal imports

報道によると、大連の税関当局は2019年の石炭輸入総量を1200万トンに制限すると、ロイターは匿名関係者の情報として報じています。

また同時に、豪州産の石炭の輸入は全面禁止にしているとのこと。

この条件は2月から導入されたものとのことです。

 

 

 

 

中国大連港の石炭輸入制限は豪州産のみ

なお、豪州産以外の石炭輸入に関しては特段の制限がないもようです。

大連は石炭先物市場が存在する地域であり、インドネシア産、ロシア産の石炭も大連港から直接積み下ろしされていますが、それらに対する制限措置は入っていないとのこと。

大連の税関当局には5つの港湾施設がありますが、それらすべてで豪州産石炭だけが通関手続きを認められない状況のようです。

 

中国大連港の昨年の石炭輸入は1400トン

なお、昨年1年の中国大連における石炭輸入量は1400トンとのこと。

このうち約半分が豪州からのものだったとのことです。

石炭は豪州の最大の輸出品目ですが、中国は冷え込む中豪関係を背景に、豪州経済への打撃を考えて輸入制限措置をとっているのではないか、との声が出ています。

 

 

中国大連港の豪州産石炭輸入禁止の背景にファーウェイ問題か?

この中国大連港における豪州産石炭輸入禁止の背景にはファーウェイ問題があるのではないかと思われます。

中国の通信機器メーカー、ファーウェイは現在、米政府による激しいバッシングを受けており、米国と防諜分野で協定を結ぶ豪州も同社の通信機器の排除に動いています。

また、パプアニューギニアやソロモン諸島など豪州との関係性の深い国々に対してファーウェイの製品を導入しないよう働きかけるなどの活動もしており、中国と豪州との関係が非常にギクシャクしています。

中国はこうした事情を背景に豪州産ワインへの輸入制限措置を昨年発動しましたが、今年はこれが石炭などにも波及し始めたのではないか、というわけです。

 

豪州は石炭の輸入制限措置発動を否定するも・・・

オーストラリアのフライデンバーグ財務相はこうした見方を否定するとともに、大連の港における石炭輸入制限はあくまでも中国側の環境問題のせいとの立場をしめしました。

しかし、輸入制限措置が発動されている事実自体は否定せず、中身をよく聞くと、この深刻さがわかるのではないかと個人的には感じます。

とりあえず、バーミンガム貿易相などは大使を通じて中国側と連絡をとると話しており、この問題はしばらく尾を引きそうです。

なお、豪州の石炭輸入制限措置の報道を受け豪ドルはややネガティブな動きをみせています。

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以上。