「これからはグローバル投資だ」と言っている人たちから消えた視点~ドル円80円台の円高リスクも意識すべき~
円高リスクを意識する人が減ったように思う件
ここもと、グローバル投資をすすめる人が増えているように感じます。
先日もテレビをつけていたら、某大手のFMがそんな感じのことをいっていました。
過去のパフォーマンスの違いをもとに、日本株はダメだと、アメリカ株や新興国の方がいいと。
たしかに、日本株の過去のパフォーマンスは悪く、米株はいいです。
だから飛びつきたくなる気持ちもわからんではありません。
企業統治の面からも、米国株の方が超長期的には好ましいのは間違いないかもしれません。
ただ、その人の発言から一切聞かれなかった言葉があります。
円高リスクです。
司会進行している側のアナウンサーも、その点にツッコミを入れていませんでした。
もちろん、本人たちはそのリスクくらい十分に意識しているでしょう。
でも、発言にでてこないということは、それだけ意識されていない、ということでもあると思います。
これは他の方が米国株を勧める時でも同じくです。
あまり円高リスクへの言及がなくなったように感じます。
為替は安定しているもの、という意識が広がっているのではないかと、危惧しています。
個人的には、為替は円高方向でしかみていません。
2年ほど前からずっと円高方向で予想してきて、ずっと外しているので今回も外すかもしれません。
けれど、可能性としてはどんどん高まってきているように感じます。
とりあえず、90円台は十分にありえますし、80円台も、70円台もありうるとみています。
内外金利差とかそういうのは特に気にしていません。
いや、いろいろ考えていることはありますが、それをここで懇切丁寧に説明するのは面倒臭いのでやめておきます。
とりあえず、過去にドル円が動いた時はそのくらい動いていた、というだけの話です。
円高リスクを皆が忘れているように思います。
新聞記事に「円高」というワードが登場した回数とか比較すれば、たぶん自分の感覚は正しかったことが証明されるように思います。
暇な人はやってみてください。
とりあえず、プール熱かかったっぽいので休みます。
以上。