備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
1時9分
German Industrial Output Posts Biggest Gain in Four Months
ドイツの3月鉱工業生産は前月比1.0%増、前年同月比3.2%増
個人的見解:最近弱い数字の多かったドイツの経済統計ですが、鉱工業生産は強い数字になりました。
German exports in March 2018: –1.8% on March 2017
ドイツの3月輸出 前月比+1.7% 前年同月比-1.8%
ドイツの3月輸入 前月比-0.9% 前年同月比-2.3%
3月の貿易収支220億ユーロの黒字
China Jan-April chip imports surge amid Sino-US trade tensions
中国の今年1-4月半導体輸入額 前年同期比36.3%増947億ドル。2017年通年の伸び率は14.6%増だったのでこの四半期少しで2倍以上に加速した形。
個人的見解:以前の記事で指摘しましたが、中国というと原油やエネルギーを爆食いしている国と一般には思われていますが、実は化石燃料よりも半導体の方が輸入額が多かったりするのです。
中国は半導体や部品産業を自国で育て、それを利用して外貨を稼ごうと考えています。要するに、付加価値の高い労働に移りたいと考えています。
今後、まちがいなくこの方面への投資が増えていきます。半導体製造装置メーカーには追い風になりますが、半導体各社にとっては苦しい時代がやってくるでしょう。
9時9分
Deutsche Post DHL confirms 2018 targets despite Q1 earnings miss
ドイツのフォワーダー大手DHL、今年度の利益見通しを維持。Q1決算は売上147億ユーロ、営業利益9億500万ユーロ、どちらも予想をやや下回る。
DRC confirms two cases of Ebola in north-western town
コンゴ民主共和国でエボラウイルスがアウトブレークの兆し
個人的意見:世界のコバルト埋蔵量の49%を占めるといわれるコンゴ民主共和国DRCには、中国が積極的に資本と人を送り込んでいます。エボラが中国人に感染した場合、経済的にも大変な問題になる可能性があります。
イタリア、再選挙の公算 大統領の「中立政権」案、第1党が拒否
個人的見解:5月1日の記事で書いた通り、イタリアは再選挙に向かうかもしれません。まだ確定はしていませんが・・・。
MRJ、1000億円の債務超過 資本増強へ
債務超過に陥っている三菱航空機の増資を、三菱重工が引き受けるようです。
個人的見解:諦めた方が良いと思います。株主価値の極大化に繋がっているようにはみえません。
習近平国家主席と再び会談 米朝会談前に緊密関係を誇示
個人的見解:中国は自分たちのプレゼンスを強調したい。北朝鮮としては即時核放棄には応じないことを強調したい。そんなところでしょう。アメリカに対する当てつけです。
日航、LCCの新設検討 成田拠点で欧米路線を想定か
個人的見解:まだ就航路線がみえないので評価が難しいところ。本気で生き残るつもりなら、既存の路線にも飛ばす覚悟が必要だと思いますが。
サウスウェスト、ハワイ路線のゲートウェイにカリフォルニア4空港を選定
個人的見解:これはすごい。アメリカのLCCサウスウェストが米西海岸とハワイを結ぶ路線に就航。日本からハワイまでLCC、ハワイから西海岸までLCCで乗り継げば、かなり格安でアメリカ本土まで行けることになりそうです。
10時25分
昨晩のNY市場
JPモルガンのダイモンCEO「金利は4%に達する可能性」発言。金利上昇が意識される展開。
金利上昇によりノンシクリカル消費財セクターは下落。右下の公益株セクターは大幅安。フィリップモリスやアルトリアなどタバコ、プロクター&ギャンブル、コルゲート、キンバリークラークなどのトイレタリー、コカコーラ、ペプシコなどの飲料は下げ基調持続。
右上のエネルギーセクターは堅調。金利上昇によるマージン良で金融セクターが強い。FAANGなど情報通信セクターはまちまち。
Comcast preparing $60 billion all-cash offer for Fox assets
米3月JOLTS、求人件数過去最高 自主的な離職も増加
求人労働移動調査JOLTSによると、3月の求人件数は2000年12月の統計開始以来の高水準。求人率は前月から0.3%上昇の4.2%。最近の雇用統計の伸び悩みは、雇用主が適切な人材を見つけられなかったことによるもの、との示唆。
個人的見解:賃金上昇の加速を示唆していますが、雇用統計からはそれほどの上昇がみえていません。これから加速するのでしょうか。
JPモルガンCEO:中国人民元、ドルに匹敵は20、30年後
JPモルガンは中国で事業を100年間拡大していく-CEOが語る
JPモルガンは中国での事業拡大に非常に積極的。100%子会社の設立を目指すとのこと。また、人民元については「20年、30年のうちにはドルに匹敵しうる」としながらも、「債券市場の充実と、人民元の交換性の確保が必要」との認識を示す。
ダイモン氏:4%米国債利回りに備えよ-米当局が予想超える利上げも
個人的見解:アメリカの財政拡大と他国中銀の買入余地低下により4%になる可能性ありとの発言。まったく同感です。
そもそも3%の金利水準は、ヒストリカルにみれば決して高くありません。長期間にわたって4~5%でしか回らないアセットクラスに投資するのは愚かです。7~8%でリスクに見合った数字。できれば二桁はほしいところです。そういった資産は、アメリカにはほとんどありません。