備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
1時30分
中国証券監督管理委員会CSRC、上場企業に環境対策義務化へ
China stock regulator vows more environment focus, green finance
中国の証券監督管理委員会(The China Securities Regulatory Commission/CSRC)は、習近平国家主席が環境問題を主要な政治的優先事項に設定したことを受け、上場企業に対しグリーンファイナンスや環境問題への対応によりフォーカスをあてるよう促す方針。グリーンボンドの採用や、排出権取引などを推進していく方針。
個人的見解:中国政府は本腰を入れて環境問題に対応していくつもりのようです。当然、そこには予算が潤沢につきますから、ビジネスチャンスが広がります。昨日の中国・香港市場では関連銘柄が大きく上昇しました。
河北省地盤の新天緑色能源(China Suntien Green Energy / 0956.HK)、華能新能源(0958.HK)、大唐新能源(1798.HK)、新疆金風科技(2208.HK)などの再生可能エネルギー関連や、
ENN Energy(2688.HK)、崑崙能源(0135.HK)、華潤燃気(1193.HK)などの天然ガス関連、
China Everbright(0257.HK)、Dynagreeen Environmental(1330.HK)、Yunnan Water(6839.HK)、Beijing Enterprises(0371.HK),Kangda International Environ(6136.HK)、CT Environmental(1363.HK)などの下水処理、ごみ処理、バイオマス発電などの企業も動きました
環境を政策課題として重視する流れは、昨年12月の中央経済工作会議からわかっていましたが、それが全人代でも触れられ、今回の習近平国家主席の発言で決定的になりました。以下は、このブログを始めたころに書いた記事です。たぶん、そう外していないように思います。
Malaysia’s embattled Najib questioned by anti-corruption agency
マレーシア当局は、1MDB汚職に関してナジブ前首相を聴取しているそうです。
個人的見解:ナジブ前首相のもとで行われた巨額のバラマキ、汚職、不正運用などのせいで、マレーシアの財政は日本円にして20兆円以上も毀損したそうです。今回の政権交代は、日頃温厚なマレーシアの人々もさすがに堪忍袋の緒が切れた結果だと思います。マレーシアの人って本当に怒らないんですけど、心の中の不満を顔に出さないようにしているだけなんですね。
Murata report jolts sector shares
村田製作所がペガトロンなど台湾メーカーに優先的にMLCC供給を振り向けるというニュースは誤り・・・と村田製作所が発表。これによって株式市場でYageo(国巨)やWalsin(華新科)などが荒れているということ。
個人的見解:昔の株式市場は、新聞発行元が好き放題にトバシ記事を書いて、それで株価を変動させて稼いでいたそうです。オーソン・ウェルズの映画市民ケーンのなかで描かれるのも、そんな古い時代の新聞王の姿です。昨今のトバシ記事、フェイクニュースの溢れる相場環境は、その当時の株式市場と似ているのかもしれません。
(なお、どうでもいいことなんですが、この市民ケーンで描かれる新聞王は、現実のメディア王ウィリアム・ハーストをモデルにしていると言われています。そして、作中で繰り返し呟かれる「薔薇のつぼみ」というキーワードは、実はハーストが、愛人の性器を「薔薇のつぼみ」と呼んで愛でていたことに由来するのだそうですw 名作とされる映画ですが、じつはとても下品ですw キューブリック監督作品並みに皮肉が効いていますw ハーストはこの作品に激おこプンプンしてオーソン・ウェルズを映画界から追い出してしまったそうです。そんなわけで、オーソン・ウェルズは著名な監督にしては作品数が非常に少ないです。おいらと同世代の人にとっては、英語教材:家出のドリッピーの吹き替えの人・・・という印象の方が強いかもしれません。本当にどうでもいいことですが・・・w)
14時32分
Malaysia says to review rail project to Singapore, east coast
マレーシア・クアラルンプールとシンガポールを結ぶ鉄道計画ですが、実施計画が見直されることになりそうです。アズミン・アリ経済相の発言として伝えられています。東海岸鉄道計画ECRLに関しても見直される方針だそうです。
US, China near deal that would ease off ZTE ban
ZTEに対するアメリカ側制裁措置に関して、経営陣の入れ替えなどを条件に解除される見通しだそうです。
Florida Power & Light parent adds to Florida assets with $5.1 billion deal
米電力大手NextEra Energyが同業のSouthern CoからGulf Power Co とFlorida City Gas、天然ガスプラントなどを買収するそうです。米国には数多くの電力・ガス企業がありますが、最近は合従連衡が進む流れにあります。
US liquefied natural gas projects buoyed by China import talks – Reuters
米中貿易協議の一応の決着を受け、中国が米国から大量のLNG(液化天然ガス)を輸入するのでは?との憶測が広がっています。そのことから、LNGプラントや貯蔵設備などの銘柄が物色されるかも、という記事です。米国側にも天然ガスの液化プラントが必要ですし、中国側にも受け入れサイトが必要になりますから、かなり巨額のプロジェクトが動くことになります。日本企業にはあまり恩恵がないかもしれませんが、日揮、東洋エンジニアリング、千代田化工建設などプラント大手はLNGに強いです。ほかに、トーヨーカネツはLNGタンクに強いです。
中国が出生制限撤廃検討、来年までに決定か=通信社
中国が一人っ子政策(今は二人まで可能ですが)の撤廃を検討しているそうです。少子高齢化が急速に進んでいることから、制度を維持することの問題点が明らかになってきています。
個人的見解:これを受けて、ベビー用品関連が大きく動いています。
ソニー、EMIを子会社化 2100億円で株追加取得
ソニーが音楽コンテンツを充実させるためにEMIを完全買収するそうです。現金支出の合計は2550億円程度を想定。現在保有するステークを評価替えすることで評価益1000億円を2019年3月期決算で載せるそうです。
個人的見解:高すぎます。事業評価として妥当とは思えません。事業から上がってくる利益との比較でいうと、EMIよりもソニー株の方が安いのですから、株主価値の極大化を考えるなら自社株買いをした方がいいはずです。
この案件には、日本企業の悪い癖が出ています。日本企業はちょっと儲かるとすぐ好い気になって事業を拡大させがちです。それで景気が悪いときに大幅な減損を繰り返します。ずっと同じことを繰り返しています。まったく阿呆としか言いようがありません。
23時46分
Australia far-right party rejects proposed tax cut, adding to PM Malcolm …
オーストラリア、タンブル首相肝いりの法人減税に関し、極右政党ワンネーションのポーリン・ハンソン党首は指示しないとのこと。上院では与党連合(自由党と国民党)は過半数に満たないため、法案の審議が停滞中。この調子だと減税法案は実現しないことに。
Thai April exports rise 12.34 pct y/y, beat forecast | Reuters
タイ、4月貿易統計、輸出が前年比12.34%増。3月の7.06%から加速。自動車や同部品、コンピューターなどが牽引、。輸入は前年比20.36%増。3月9.47%増から急加速。貿易収支は12億8000万ドル赤字、前月12億7000万ドルの黒字。
4月ショッピングセンター売上高は前年比1.0%増=日本SC協会
4月SC既存店売上高、前年比1.0%増。3カ月連続プラス。テナント売上1.5%増。キーテナントは1.4%減。
China to Cut Import Tariff on Autos to 15% From 25% – WSJ
中国が輸入車関税を25から15%に引き下げるとのこと。