備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
13時00分
トヨタ、相談役・顧問を大幅減 奥田氏、渡辺氏は無役に
個人的見解:まず、60人もの相談役・顧問がいたことに驚きです。
2000年代、トヨタ自動車の世界時価総額ランキングは12位くらいでしたが、今では30位台半ばです。古臭い価値観に支配されて動きが鈍っていたんでしょうか。
日本の科学技術「力が急激に弱まった」 白書を閣議決定
個人的見解:論文数が減り、論文引用回数の世界に占める比率も下がっているとのことです。短期間で成果を上げる必要から研究が小粒になっているとの指摘があります。
AT&Tによるタイムワーナー買収に裁判所が承認 他のM&A案件にも恩恵波及
AT&Tによるタイムワーナー買収が裁判所から承認されたことで、シグナによるエクスプレススクリプツ買収や、エトナによるCVSヘルス買収も認められるのではないか?との観測が出てそれぞれ大幅高になっています。垂直統合案件なら許されるだろう、ということです。一方で、Tモバイルとスプリントとの合併は水平統合案件ですので、実現が不透明な部分春かと思われます。
ブリヂストンの悲願、安定調達できるタイヤ用素材ハイ・ストレングス・ラバー(HSR)を開発
天然ゴムを使わずに、汎用的な材料の組み合わせで天然ゴム以上の軽さ、薄さ、耐久性を実現することに成功とのこと。ガドリニウム触媒を使ってイソプレンとエチレンをひとつの化合物として結びつけることにせいこうしたとのこと
中国経済に鈍化の兆し 5月鉱工業生産、固定投資、小売統計
中国鉱工業生産、5月は前年比+6.8%で予想割れ 投資・小売も鈍化
のちほど纏めますが、中国の各種統計に明確な景気鈍化の兆しが見えています。李克強指数などは既に弱く推移していましたから、たぶん数か月前から下落トレンド入りしていたのだと思います。統計に反映させたのが今、という話なだけで。
先日出てきた資金供給量も減少気味でしたので、中国共産党全国代表大会あけの今年はやはり引き締め気味なんでしょう。
15時10分
福島第二原発「廃炉の方向で具体的に検討」 東電社長
個人的見解:いまさらかよ?という気がします。バックエンドコストまで含めると間違いなく日本で原発を動かすメリットはありません。日本の経営者は、気づくのが遅すぎます。気づいていても、しがらみを変えられないだけかもしれませんが。
東海再処理施設の廃止 国費1兆円 70年計画認可
個人的見解:再処理施設を廃止するだけで国費一兆円・・・どう考えてもコストに見合いません。しかもこの核廃棄物をガラスで固めたものを保管する場所を作るのにもカネがかかります。こんな馬鹿げたシステムはやめた方がいいです。
China to ban new steel, coke and aluminium capacity in some areas …
中国政府は北京、天津、河北省、長江デルタ地域など主要地域で鉄鋼、石炭、一時アルミニウムの新規生産活動を禁止するとのこと。また、鉄道の使用を推奨し、家庭用暖房の電気化、ガス化を進めるとのこと。
個人的見解:石炭業界は化学薬品分野に転換を急ぐほかないかもしれない。
フランスの酒造大手ペルノ・リカールの豪州産ワイン、「ジェイコブズ・クリーク」が中国の港湾で足止め。
Pernod Ricard wines delayed at Chinese ports amid strained ties with …
フランスの酒造大手ペルノリカールの豪州産ワイン「ジェイコブズ・クリーク」が中国の港湾で足止めされているとのことです。これは、両国の関係悪化に伴うもの。中国政府が豪州政府の差別的な取り扱いにキレてこのようなことに発展してます。
Australia May jobs growth misses expectations as full-time … – Reuters
オーストラリア5月の雇用統計、失業率は5.4%、就業者数は1.2万人、労働参加率は65.5% フルタイム就業者数は2.06万人の減少
労働参加率は過去最大規模。
16時18分
Permian Basin could double oil production by 2023, trailing only Saudi …
IHSマークイットによる調査によると、米国パーミアン盆地における石油生産は現状の320万バレルから2023年に日量540万バレルに増加。天然ガスの生産も2023年に倍増すると予想されているとのこと。ボトルネックは輸送能力の欠如。パイプラインが足りずに現状は鉄道で輸送せねばならないこと。Plains All American PipelineとExxon Mobilはパーミアン盆地とヒューストンを結ぶ100万バレルの原油パイプライン建設をするつもりとのこと。
UPDATE 1-China daily steel output hits record in May on bumper …
中国の5月鉄鋼生産は8113マントン、前月比で5.8%増。前年比で8.9%増。1日当たりの生産量が前月比2.4%増の262万トン
個人的見解:生産が増えているのに在庫は減少している。アジア圏の実需は堅調。
UPDATE 1-China May coal output hits highest since December | Reuters
中国の5月石炭生産量 前年比3.5%増。昨年12月以来の高水準。熱波到来でエアコン稼働が増え、発電用途に石炭が必要なため。一般炭先物は5月以来10%超上昇。
China property sales pick up as developers push projects to market …
中国の5月不動産投資は前年同月比9.8%増と4月10.2%増から伸び鈍化
新築着工は5月単月前年比20.5%増、4月2.9%から大幅増
不動産販売は8%増、4月4.1%減から回復
個人的見解:不動産販売急増は、デベロッパーの資金繰り悪化のため、という見方がでています。
South Africa’s Q2 business confidence falls 6 points to 39
南アフリカの第2四半期企業景況感指数39、前四半期の45ポイントから6ポイント低下
三菱商事、ペルーの銅山権益を660億円で追加取得
個人的見解:三菱商事がアングロアメリカンからケジャベコ銅山の21.9%の権益を6億ドルで取得するとのこと。過去にAASで痛い目にあっているのに、まだアングロアメリカンと組んでいる三菱商事・・・懲りないなぁw
China Jan-May fiscal expenditures up 8.1 pct yr/yr | Reuters
中国1-5月の財政収支、歳出が前年同期比8.1%増 歳入が前年同月比12.2%増
Foreign investors more willing to hold yuan assets: FX regulator
中国人民元建て資産に対する海外投資家からの意欲が高まっていると、中国国家外為管理局のPan Gongsheng氏が語ったとのこと。また、元の為替レートの決定において、市場原理がより重要な役割を果たすようになる、とのこと。
個人的見解:市場原理が何を指すのか微妙ですが、意図的な介入は減るということでしょうか。
BRIEF-5月の英小売売上高指数、前月比+1.3%=国立統計局
5月英小売売上高指数 前月比+1.3%増 前年比+3.9%
除く燃料 同+1.3%増 +4.4%
個人的見解;このところ出てきた英国の指標の中ではかなりマトモ。ポジティブな統計とネガティブな統計が出てきていて判断が難しいタイミング。
23時47分
5月のインド卸売物価指数、前年比+4.43%へ加速、予想上回る
インド卸売物価4.43%上昇 前月3.18%上昇
燃料価格指数は11.22%上昇 前月7.85%上昇
個人的見解:格安なイラン産原油に頼ってもこの状態。アメリカによるイラン制裁に追随すれば、燃料価格はより深刻なダメージに陥るのでは。
Embattled ZTE seeks $10.7 billion credit line, nominates 8 board …
米国から制裁を受けている中国ZTE(中興通訊)ですが、銀行団に107億ドルの融資枠設定を要請する計画とのことです。
個人的見解:こんな倒れかけの会社が107億円も銀行団から引っ張れるなんて、完全に国策企業ですね。
大型船解体、許可制に 船舶リサイクル法成立
総トン数500トン、長さ約40メートル以上で排他的経済水域EEZ外を航行する船舶所有者にたいして、船舶に含まれる有害物質の使用箇所、使用量を国に報告させることを義務付ける船舶リサイクル法が可決成立。また同時に、解撤をする作業場に対して5年ごとの更新制とすることも決定。国際海事機関IMOによる船舶再資源化香港条約(シップ・リサイクル条約)の批准に向けた一貫。
ECB announces end of bond buys, sees rates stable until summer …
欧州中央銀行ECB理事会、量的緩和を9月以降は月間150億ユーロに縮小、年内に終了。ただし、2019年夏までは金利の引き上げは行わないとのこと。
利上げについては討議を実施しなかったとのこと。基調インフレは年末にかけて上向き。
UPDATE 1-米小売売上高、5月は前月比0.8%増 予想上回る伸び
5月米小売売上高 前月比+0.8%
自動車を除く 前月比+0.9%
個人的見解:4月も+0.6%に上方修正。ものすごく強い。ガソリン価格が上昇しているのに外食が1.3%も伸びたことも驚き。