「バフェットからの手紙」を読んで1

Pocket

「バフェットからの手紙」 2017年版が公開されました。

http://www.berkshirehathaway.com/letters/2017ltr.pdf

 

世界富豪ランキング世界二位、バークシャーハサウェイ社CEOであり、長期投資家の憧れの人、オマハの賢人(Oracle of Omaha) とも呼ばれるウォーレン・バフェットという爺さんがいます。御年87歳です。もうすぐ米寿です。(より詳しくはWikipedia参照)

この人はなかなかすごいです。以下の表をみてわかるとおり

クリック!にほんブログ村 株ブログへクリック! クリック!   

 

バフェットがバークシャーハサウェイのCEOに着いた1965年からの52年間で株価は2404748%上昇、解散価値ベースでみても1088029%も上昇しています。この間にS&P500種株価指数は15508%上昇したので、ベンチマークよりもBPSベースで70倍、株価ベースでは155倍もの運用成績を上げたことになります。

 

いやはやすごいです。さすがです。

やっぱ株ってのは運用がうまい人に任せるにかぎりますねー

 

 

・・・と言いたいところなのですが、この爺さんは逆のことを言いたいようです。

以下の表をごらんください。(わかりやすいように色分けしてあります。)

 

バフェットは10年前にある賭けを提案しました。それは、

「ヘッジファンド10本をまとめたファンド(つまりファンドオブヘッジファンズ)とS&P500種ETFのどちらが勝つか勝負する」

というものでした。バフェットはS&P500種ETFに賭けます。挑戦者5人はそれぞれ指数をアウトパフォームするであろうと考えた10本のヘッジファンドを集め、バフェットに挑戦します。

 

さて結果はというと、上記の表のとおりです。

SP500はこの間に125.8%上昇しましたが、ヘッジファンドの方は一番成績が優れたものでも87.7%上昇、酷いものでは2.8%の上昇率でしかありませんでした。

これはつまり、手数料が高すぎるからだ、とバフェットは言いたいようです。(昨年のバフェットからの手紙)

 

 

 

ですが、これに異論を唱えるひともいます。(おいらもその一人です)

 

 

パッシブ運用について語られないこと

Ruchir Sharma

https://www.morganstanley.com/im/publication/insights/flash-reports/flashreport_whattheydonttellyouaoutpassiveinvesting.pdf

 

細かい内容は上記pdfをみていただくとして、要約すると

  1. ・パッシブがアクティブを上回るのは相場が上昇トレンドにあるときだけ
  2. ・アクティブの方が下げ相場に強い
  3. ・新興国ファンドなどリサーチが重要性を持つ運用ではファンドの方が指数より良い

という内容です。俺も同意見です。

 

そもそもにおいて、バフェットは大きな勘違いをしていると思います。

彼の運用しているバークシャーハサウェイだって投資会社みたいなものです。ファンドと大差ありません。それが過去50年ちょいのあいだに、S&P500種を155倍もアウトパフォームしているのです。

アクティブ運用の重要性を語るには、それだけで十分ではないかと思います。

 

 

また、パッシブ運用が勝つためには、市場が十分に合理的である必要があります。仕手株が跋扈していて非合理的な株価形成が行われがちな新興国市場などでは、どう贔屓目に見てもパッシブは損です。

そもそも、パッシブが増えすぎれば市場は非合理的になります。何が割安か、何が割高かを考える人が少なくなり、人々が怠惰に指数にタダ乗りするようになれば、非合理的になるのです。パッシブにどんどん流入している昨今の状況は、まったくヘッジせずに全力で投資している状態を生み出しています。

 

個人的には、なぜバフェットがこんな怠けたことを言い出したのかよくわかりません。脳みそ衰えてるとしか思えません。

 

 

 

とりあえず、長くなったので次の記事にわけます。

(ちなみに中卒くんは、バフェットは嫌いじゃありませんが、バフェットを盲目的に信じる信者たちが嫌いです。バフェットもたまには間違ったことを言います。アクティブファンドに対する認識は間違っていると思います。)

 

クリック!にほんブログ村 株ブログへクリック! クリック!    

 

by中卒くん