「休むも相場」とは言うけれど・・・

相場の格言に「やすむも相場」というものがあります。

 

「わからない時には休んで、わかるときにだけ動けよ」

 

という意味だと俺は解釈しています。

俺もまったく、それは正しいと思います。

わかるときだけ動け、は鉄則です。

ただ、自分の過去を思い出してみると、果たしてどうだっただろうか?

と、ふと考えてしまいました。

 

質問箱に「1億になるまでの間に、現金100%だった最長記録はどのくらいでしたか?」みたいな質問が来ていて、ちょっと考え込んでしまいました。

ぶっちゃけ、細かいことはあんまり記憶がちゃんとしてないんですよね。

ただ、ひとつ言えることは、そんなに長期間現金100%だったわけではなかったはず、ということです。

つねにポジションをフラットには保つんですが、必ず次のポジをすぐに張る感じだったと思います。

なんというか、ワラビ採りとか、ツクシ採りに似ています。

皆さんは、ワラビを採って料理したことがありますか?

自分の育ったところは山だらけでしたので、地域の入会地でのワラビ採りは当たり前のように子供のころからしていました。

競争で、誰がいちばんたくさん採れるか競うんですけど、たくさん採るにはコツがあるんです。

手元でワラビを摘まみつつ、つねに次のワラビを探すために視線を飛ばすんです。

そうやっていくと、リズム感よくポンポンポンとワラビがとれるんですね。

これはツクシとかなんでもそうです。

そうやってリズム感よくとっていかないと、たくさんとれないし、一度リズムが崩れると、なんか採れなくなるもんなんです。

 

相場もワラビ採りに似ているような気がしてます。

 

つねに次のターゲットを探しながら、今の相場を張る感じです。

これを逃しても他でとればいいや

これより向こうの相場の方がおもしろそうだな

こっちは動きが鈍くなってきたし、ちょっと浮気してこよう

そんな感じの張り方でのらりくらりやったらいいと思うんです。

その方が気が楽ですからね。

 

 

ちなみに、ワラビ採りだけじゃなくて、川釣りとか、登山の経験も相場と似ているところがあるなぁと思いますが、まぁそれはまたいつか書きましょうか。

 

 

とりあえず、田舎にはお山の知恵ってもんがあるんですね。

大嫌いだった田舎での生活ですが、まぁ、役に立ったものもあったかもしれないなぁと、今になっては少し思っています。

(ほとんど時間の無駄でしたけどね)

はい。以上です。