2018年9月14日 米国市況概況

 

 

金曜日のNY市場はマチマチの展開。

ダウ、ナスダック、S&P500が小幅な動きでほぼ横ばい。

ラッセル2000はやや上昇で小型株優位の展開。

 

前日比やや強めに推移していた株価は、場中に伝わった「トランプ大統領が中国への追加関税に積極的」の報を受けて一時急落。

しかしその後は値を戻して結局かわらずの動き。

債券の需給が悪化する時期に入っており、米国債10年物が3%の節目を突破。

これを背景に金融株、とくにメットライフMET、プルデンシャルPRU、プリンシパルファイナンシャルPFG、リンカーンナショナルLNCなど生命保険会社は買われる展開。

逆に、金利上昇を嫌がる不動産REITや公益株が売られた。

原油価格はやや戻しており、エネルギー株も堅調。

国防関連銘柄はセクターで上昇しており、ややキナ臭い動き。

半導体株はリバウンドの動き継続。

 

個別にはアナリストの格下げを受けたコストコCOSTが下落。ウォルマートの会員制小売店舗整理で潤っていたコストコの業績はいまがピークとの見通し。

ナイソースNIは傘下コロンビアガスの配管爆発の影響で11%超の下げ。いまだに多くの人が避難中とのこと。

 

合算出来高は62億株。

週末を控えた手控え感が重しであった。