金曜日のNY市場はマチマチの展開。
ダウ、ナスダック、S&P500が小幅な動きでほぼ横ばい。
ラッセル2000はやや上昇で小型株優位の展開。
前日比やや強めに推移していた株価は、場中に伝わった「トランプ大統領が中国への追加関税に積極的」の報を受けて一時急落。
しかしその後は値を戻して結局かわらずの動き。
債券の需給が悪化する時期に入っており、米国債10年物が3%の節目を突破。
これを背景に金融株、とくにメットライフMET、プルデンシャルPRU、プリンシパルファイナンシャルPFG、リンカーンナショナルLNCなど生命保険会社は買われる展開。
逆に、金利上昇を嫌がる不動産REITや公益株が売られた。
原油価格はやや戻しており、エネルギー株も堅調。
国防関連銘柄はセクターで上昇しており、ややキナ臭い動き。
半導体株はリバウンドの動き継続。
個別にはアナリストの格下げを受けたコストコCOSTが下落。ウォルマートの会員制小売店舗整理で潤っていたコストコの業績はいまがピークとの見通し。
ナイソースNIは傘下コロンビアガスの配管爆発の影響で11%超の下げ。いまだに多くの人が避難中とのこと。
合算出来高は62億株。
週末を控えた手控え感が重しであった。