【統計】太陽光発電設備設置規模 各国別発電容量【グラフ】

【統計】太陽光発電設備(ソーラーパネル)設置規模 各国別発電容量【グラフ】

 

今回は、再生可能エネルギーのひとつ、太陽光発電設備(ソーラーパネル)の設置規模を各国別発電容量の面からみていきます。

 

 

 

太陽光発電設備(ソーラーパネル)国別ランキング

 

 

China 131000
US 51000
Japan 49000
Germany 42394
Italy 19700
India 19047
United Kingdom 12760
France 8000
Australia 7200
Spain 5600
South Korea 5600
Belgium 3800
Turkey 3400
Canada 2900
Netherlands 2900
Thailand 2700
Greece 2604
Other Europe 2551
Chile 2110
Czech Republic 2061
Switzerland 1900
Taiwan 1733
South Africa 1714
Other S. & Cent. America 1458
Romania 1378
Austria 1250
Ukraine 1149
Israel 1100
Brazil 1097
Bulgaria 1028
Other Middle East 984
Other Africa 946
Denmark 910
Philippines 885
Other Asia Pacific 842
Pakistan 730
Portugal 577
Mexico 539
Slovakia 533
Honduras 451
Algeria 400
Malaysia 386
Jordan 362
Sweden 303
Hungary 300
Other CIS 234
Finland 50
Norway 45
Total World 399613

 

 

太陽光発電設備(ソーラーパネル)設置規模推移

 

 

中国の太陽光発電事情

太陽光発電設備(ソーラーパネル)は中国で安価に、大量に作られています。

2007年のサブプライムローン問題を発端として、世界経済は2009年頃にかけて総需要が非常に落ち込みました。

中国はこれを受け、世界の需要を下支えするために50兆円以上にも上る公共インフラ投資を敢行。

大量の鉄鋼、化学製品を作り、それを使って鉄道などインフラ事業を拡大させていきます。

しかし、このような重工業に頼った景気拡大は大気汚染の悪化という大きな問題を生み出しました。

そこで中国は、先んじてドイツなどで広がっていた太陽光発電(ソーラーパネル)事業を真似ようと考えます。

大量の補助金をつかって太陽光パネルの設置を促し、あわせて国内産業の活性化も図ります。

これの結果が、上記の急激な発電容量の追加です。

しかし、この太陽光発電容量の拡大は歪さを伴っていました。

中国では電圧調整の問題から系統接続を拒否されたままの太陽光設備も多く、送電網に接続できていない太陽光発電設備が大量にあると言われています。

これを受けて、中国政府は太陽光発電への補助金の支給をストップ、一気に業界を冷え込ましにかかっています。

 

ドイツの太陽光発電事情

先んじて太陽光発電導入を進めていたドイツですが、補助金の裏付けとなる電力買取金額の増大により消費者の負担が増大。

国内産業への悪影響も懸念され、2000年代後半以降はむしろ様子見姿勢に戻っています。

 

 

太陽光発電の今後

今後、太陽光発電技術は、ペロブスカイト太陽電池などの技術革新によって飛躍的に向上することが予想されています。

今までのようなパネル上のソーラーシステムではなく、曲面などにも塗布して使えるタイプの太陽光発電システムなどが研究されており、発電量は今後も増えていくことが予想されています。