S&P500
10年債利回り
WTI原油
前営業日は 2018年10月26日 米国株式市況概況
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って下落。
各指数とも寄り付きはリバウンド狙いで上昇して始まったものの、その後、複数のニュースを受け引けに向けて急落する動きとなった。
とくに相場を主導したのは情報技術関連銘柄。
朝方からアマゾンAMZNは全体の反発とは無縁の下落継続傾向を示していたが、ザラ場中にイギリスのハモンド財務相がネット大手に売上税を課すと演説したことを受けさらに下落。
ほかのFAANG銘柄もこれを受けて急落。
決済大手のビザVやマスターカードMA、ペイパルPYPLなども下げた。
サンダース報道官が「サウジへの独自制裁措置をトランプ政権が検討」と伝えたことで国防資本財関連銘柄が急落。
サウジは米国軍需産業の最大の買い手であり、制裁の中身によっては業績への影響が甚大との判断。
原油市場は落ち着いた動きでエネルギー関連銘柄は下落。
そのほかでは、半導体関連、半導体製造装置関連、ゲーム株などが売られた。
一方で、この日は高PERの銘柄から資金が流出する一方で、これまで蚊帳の外に置かれていた銘柄への資金は流入。
不動産、公益、食品、金融、タバコ、飲料、スーパーマーケットなど幅広い銘柄が上昇した。
合算売買高は93億株。