【統計】日本に住む外国人 職業別・年代別~在留外国人統計~
日本に在留する外国人数
教授
法律・会計病務
研究職
経営・管理
技能実習生
留学生
法務省在留外国人統計よりデータ抽出
在留外国人統計からまず言えるのは、日本に在留する(観光ビザ以外を保有する)外国人の数は増えているということ。
ただ高度人材と言われるような教授職、会計・法律業務職、研究職などは統計上、減っている。
一応2015年から高度専門職制度が始まっており、いままで教授職や研究職、会計・法律職でビザを取得していた人々がこちらに切り替えている可能性はないわけではないが、それ以前からこれら職種の外国人は減少傾向をたどっており、本当の意味での高度人材が日本に増えてきているかは甚だ疑問である。
むしろ、高度専門職制度では中小企業加算があるため、それを利用した労働力としてのIT人材などで統計が膨らんでいる可能性が高いと思われる。(私見)
なお、経営管理がやたら増えているが、経営管理ビザは部長、課長クラスでも管理職として認められるため、高度人材が増えているとは言い切れない。
また、留学生の増加は多くが就労目的である可能性が高い。都市部のコンビニなどで外国人が多く働いているのは留学ビザの場合が多い。
技能実習生も非常に数が増えているが、これは多くの方がご存知の通り、ほとんどが単純労働の担い手として日本に連れてこられた人々である。
というわけで、日本に働く外国人はたくさん増えているけれど、高度人材は実はたいして増えてない・・・どころか減っている可能性が高い、という結論です。
最後に・・・
統計をいるときの問題は、数年に一度ずつ新しい制度が導入されるため、統計で一貫した把握ができないところ。
エクセルデータも自分でごちゃごちゃ弄らなくてはならず非常に面倒臭いし、そもそも現実に起きていることを統計がすべて反映できているかも怪しい。
そこらへんを割り引いて、このデータは見ていただけると幸いです。