iPhoneXRの売れ行きが悪化か?アップルが生産委託先にライン増設凍結を指示

iPhone XRの売れ行きが悪化か?アップルが生産委託先のフォックスコン(鴻海精密工業)とペガトロン(和碩聯合科技)に対しライン増設の撤回を要請~ウィストロンは今期XRの生産は行わない見通し

 

 

AppleがiPhoneXRの生産増強をキャンセルしたと日経アジア版が伝えています。

Apple cancels production boost for budget iPhone XR: sources

 

台湾の受託生産大手、フォックスコン(鴻海精密工業)とペガトロン(和碩聯合科技)がiPhoneXRの生産を受託していますが、これら企業のライン増設計画に対し、Appleが中止するよう要請したとのこと。

フォックスコンは当初、iPhoneXR用に60のラインを増設する予定でしたが、売れ行き不振で45にとどめているとのこと。

ペガトロンも同様の状況に陥っており、iPhoneXRは想定よりも売れていない可能性が示唆されています。

 

 

iPhoneXRは販売不調、逆にiPhone8など旧型機種が売れいき好調

なお、iPhoneXRが販売不調ないっぽうで、iPhone8、iPhone8Plusなどは販売好調とのこと。

フォックスコンはiPhone8Plusのサプライヤであり、ペガトロンはiPhone8のサプライヤであるので、この点において、両社の業績には悪影響は限定されるとのことです。

 


私見

人々はiPhoneXRなどに使われている最新型演算装置「A12 Bionic」を求めていない可能性

 

Appleが開発したiPhone用SoCであるA12 Bionicですが、A11 Bionicからの進化ポイントはコア構成においてはほぼありません。(間違ってるかも?)

要するに、CPU性能の向上はクロック周波数とメモリまわりの最適化などで行った以外には進化が起きていない、と思われます。

そのぶんGPUが4コア化されたり、ニューラルエンジンがA11 Bionicに比べてA12 Bionicは8個に増えたりしています。

ただ、これを最大限に利用できるだけのアプリケーションはまだそれほどないのが実情です。(カメラくらい?)

もっというと、iOSの進化もそこまで追いついていないわけで、現状のA12 Bionicにはまったく無用の長物が乗っかっている状態・・・と言えると思います。

 

iPhoneXRは次世代機発表以降に意味を持つかも

ファーウェイ(Huawei)のKirin980などをみてもわかりますが、世の中はニューラルエンジン、ニューラルネットワークありきでSoCの設計が行われています。

将来的にはこういった機能がガシガシ利用されたアプリがたくさん出てきて、そのときにはニューラルエンジンの出来の良さでSoCの性能が比較されるような時代が来るはずです。

(インテルのCoreDuoプロセッサのときも、OS側が64bitに最適化されるまでは無用の長物扱いでしたよね。あれと同じことです。)

つまり、iPhoneXRの存在価値は次世代iPhoneが登場したときの下位ラインナップ製品としての意味が大きいのではないか?という感じがします。

そういう点で考えると、やはり今回のiPhoneは見送って正解、という気がします。

 

以上。