中国鉱工業生産2018年1-2月合計分
毎年、1-2月は春節の影響を受けるので、まとめて発表されます。
なお、赤字で簡単な解説を書きましたが、間違っている箇所などあるかもしれません。お気づきのところがありましたら、連絡いただければ幸いです。
中国国家統計局発表
www.stats.gov.cn/tjsj/zxfb/201803/t20180314_1587892.html
- エチレン、銑鉄、アルミなどの生産減少は、環境規制を受けてのものだと思います
- 自動車とスマートフォンの生産減少は、最終需要の低迷を示唆しています
- 新エネルギー車は急速に売れています。中国は世界一のEV市場になっています。
- 産業用ロボット、集積回路など戦略的に投資が行われている分野は高い伸びを示しています。
- 天然ガスの生産量前年比4.9%増は需要量の伸びの1/6程度のはずです。輸入が急増していると思われます。
- 火力発電の伸びは意外です。統計を良く見せるためにお化粧しているような・・・?
- 風力発電、太陽光発電の伸びが約35%増です。国家電網による電力網充実により接続可能な発電設備が増えたのではないかと思われます。再生可能エネルギー各社には追い風です。
- 輸出の伸びが顕著です。ここ一年ほど人民元高ですが、それでも輸出が急速に伸びています。内需よりも輸出主導の景気拡大となっています。
以上です。