【統計】オランダの一人当たりGDP【グラフ】
オランダの一人当たりGDP
オランダの一人当たりGDPは1970年代に急上昇します。
これは、北海における天然ガス開発が進んだことでオランダの通貨ギルダーが上昇し、その他の産業の労賃も上昇して内需が拡大したことによります。
当時はオイルショックの影響もあり、エネルギー価格は総じて高止まりしました。
しかし、この動きが80年初めころには息切れ。
エネルギー価格の低迷が長く続いたことで資源収入がなくなり、さらには高い労賃の労働力だらけで産業が停滞、いわゆるオランダ病となります。(これと同じことは多くの資源国で起きています。たとえばオーストラリア)
その後、ワークシェアをいち早く導入、金融などを中心として対外開放を進めて高成長路線に回復しました。
なお、近年は欧州債務危機の影響などから経済は停滞しつつあり、大規模な政策の転換が求められています。