【兵器】ロシアが砲発射位置測定装置『1B75 Penicillin』を開発~レーダーを使わない画期的システム

【兵器】ロシアが砲発射位置測定装置『1B75 Penicillin』を開発~レーダーを使わない画期的システム

 

最新鋭・砲発射位置測定装置『1B75 Penicillin』

いつも斬新なアイデアで人々を驚かせてくれるロシアの兵器ですが、今回もなかなかユニークなものが登場しました。

敵が発射した迫撃砲などの発射位置を測定して即座に友軍に情報を伝え、反撃するための兵器にcounter-artillery systemというものがあるのですが、一般的にはレーダーを使うシステムであるところ、ロシアのRostec社傘下Rosenlectronicsはこれを熱源感知と画像解析、電磁気、音響などで解析することに成功したとのことです。

 

『1B75 Penicillin』がレーダーを使わないことのメリット

1B75 Penicillinはレーダーをつかわないため、以下のメリットがあるということです。

1.小型のシェルでも感知可能

2.レーダー対策を施された砲弾でも検知可能

3.戦術ミサイル発射や対空ミサイル発射も検知可能

 

 

『1B75 Penicillin』がレーダーを使わないことのデメリット

1B75 Penicillinはレーダーを使わないため、他国の同様の兵器、たとえばアメリカのAN / TPQ-37やスウェーデンのARTHURシステムなどがそれぞれ50㎞、60㎞の検出有効範囲であるのにたいし、現状では25㎞までしか検出できないとのことです。

 

 

いろいろとアイデアとしては面白い1B75 Penicillinですが、ちょっぴり残念な子にもみえてきます。

とりあえず、今後の進化が楽しみです。。。