【統計】スリランカの一人当たりGDP【グラフ】

【統計】スリランカの一人当たりGDP【グラフ】

 

 

スリランカの一人当たりGDP

 

スリランカは長年、タミル人の独立問題を背景にLTTE(タミルイーラム解放の虎)との内戦を繰り広げてきたが、2009年にこれを解決。

この和平交渉の妥結をバックにラジャパクサ大統領は支持を固め、2010年の解散総選挙でスリランカ自由党SLFPは大差で勝利。

ラジャパクサは中国への接近を図り、身近な者を政府要職につけるなど縁故主義を拡大。

この時期に、悪名高いハンバントタ港の借款問題が起きている。

さらには大統領三選禁止の廃止なども認めさせたりしたものの、これに反発したマイトリパーナ・シリセナが政権を離れ新民主戦線NDFを立ち上げ。

2015年の選挙ではラジャパクサがシリセナに負けて退陣。

ただその後、シリセナ大統領とウィクラマシンハ首相が対立。

シリセナ大統領はウィクラマシンハ首相を解任して(法的には無理)、ラジャパクサを首相に就けるなど政治が混迷してきている。

この背景には、インドと中国の露骨なロビイングがあるとされている。

スリランカは中国・インド両国からの影響をうまい具合に使いながら経済成長を続けてきたものの、ここにきて債務バランスの問題に悩み始めている。