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2018年4月27日 午前 ニュースまとめ

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

個人的に重要と感じたものを独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。午後版はこちら

 


(2時0分)

失業保険申請、48年超ぶり低水準

米失業保険申請件数は20万9,000件。これは1969年12月以来49年ぶりとのこと。

個人的見解:過去の例からすると、失業保険申請件数が激低下したあとは、リセッション入りです。

 

米3月耐久財コア受注0.1%減、出荷も落ち込む

機械の受注が1.7%減。約二年ぶりに大幅マイナス。1Qに設備投資が減ったことを示唆。ボーイングなど航空関連は好調を維持。

GM Profit Beats Estimates but Dented by Pickup Truck Changeover

米自動車大手のGMの1Q決算。ピックアップトラックが絶好調。新モデルへの変更に伴う生産下押しはあるものの、利益は高水準を維持。原材料価格の上昇が1Q に2億ドル。通年の利益率は二桁乗せへ。


(6時6分)

 

More parcels, higher prices lift UPS profit but costs soar

貨物輸送大手ユナイテッドパーセルサービスの1Q決算、EPSは前年同期比17%の伸び。売上高は10%上昇、貨物売上7.2%上昇、厳冬によるコスト増によって営業利益は国内部門が20%減、全体の利益を押し下げ。コスト管理が難しい環境。

 

カドロー米NEC委員長、財務長官に随行し訪中 USTR代表も

纏まる話も纏まらなくなるように思います。ムニューチンが勝手なことを約束しないように同行する、ということじゃないかと思います。米中貿易摩擦はより深刻化する可能性があります。

 

Fiat Chrysler reports rise in profit and drop in debt

米自動車大手FCAのQ1決算。出荷台数5%増、純利益60%増。北米売上が好調。ジープが世界的に需要高まり37%増。通期売上と利益見通しを維持。債務をほぼ半減達成へ。

PepsiCo Q1 profit rises to $1.34 billion, beats estimates

米清涼飲料&スナック大手ペプシコのQ1決算、売上高4.3%増、一株利益は0.96。総じて新興国で販売好調。北米部門が不振。CEOは三期連続で減少している北米清涼飲料部門の回復を約束。

Amazon profit outlook gets lift from Prime, cloud-computing division

米オンライン小売大手Amazon.comのQ1決算、売上高が前年357→510.4億ドル、EPSは同1.48→3.27ドルに増加。営業費用は41.5%増の491.2億ドル。

AWS事業は売上49%増の54億ドル。サブスクリプションサービスは56%増の31億ドル。

個人的見解:北米事業がコンスタントに利益を生み出せるようになってきたのが好印象。ただやはり、インターナショナル部門は費用が先行している。世界市場は競争が激化しており、Amazonが入りこむ前に地場ローカルの争いが激化してしまっていて収益化が難しい。AWSの利益率はやや低下したが気にするほどの変化ではない。好決算。


(9時42分)

3月の完全失業率2.5% 前月比横ばい

3月の完全失業率は2.5%で前月比かわらず、有効求人倍率は1.59倍で小幅上昇。25年ぶりの低水準で推移。

Microsoft profit beats estimates as Azure, Office products drive gains

米ソフトウェア大手マイクロソフトのQ1決算は全体売上が16%増、EPSは前年0.70→0.95ドルに上昇。クラウド市場の伸びが高く、アジュールの売上は93%増、オフィスなどを含む部門は17%増。マイクロソフトはクラウドで14%のシェア確保。業界二位。OSなどを含むモアPC事業は売上高13%増、サーフェス事業は32%増。

 

コマツ、今期営業利益24.8%増 日立建機は円高想定で減益予想

コマツの前期決算は、中国、アジアでの需要が好調に推移し純利益が73%増。今期も24.8%営業増益を見込む。

個人的見解:コマツの建機データKOMTRAXは昨年末あたりから下に振れ始めているが、コマツは強気の見通しを示している。景気が減速しても大丈夫だということだろうか?

 

China’s Sinopec posts best quarterly earnings in nearly 3 years

中国エネルギー大手、中国石油化工(シノペック)のQ1決算は売上高6.7%増、純利益が12.3%増。三年ぶりの高水準。精製マージン改善。

 

経産省/2月の商業動態統計、小売業は1.6%増の10兆9630億円

小売業販売額が前年比1%増。5か月連続の上昇。衣服、飲食料など身の回りのものが良く売れている。


(10時4分)

都区部消費者物価は前年比+0.6%、プラス幅縮小 米中摩擦の余波も

市場予測は+0.8%。下押し圧力が大きい。

UPDATE 1-鉱工業生産、3月は前月比+1.2%、2カ月連続の上昇=経産省

生産が前年同月比2.2、出荷は0、在庫は4.1

つまり、在庫循環的には意図せざる在庫増局面へ転落間際

ConocoPhillips profit tops estimates on rising oil prices, cost cuts

米エネルギー大手コノコフィリップスのQ1決算、一時要因除くEPS0.96ドル。資産売却で生産量は減少したものの、価格上昇でマージン良。利益上伸。コストカットも進展。

 

China Construction Bank first-quarter net profit rises 5.4 percent

中国第二位の銀行、中国建設銀行のQ1決算、利益は5.4%増。不良債権比率は1.49%、純金利マージンが昨年末2.21→2.35に拡大。

 

スプリントとTモバイル株が急上昇-合併が近く確定との報道で

個人的見解:スプリントとTモバイルが合併するらしい・・・と噂が流れています。ちなみにスプリントはソフトバンク子会社です。ソフトバンクは米通信事業から撤退したがっているようにみえますが、なかなか足抜けできません。ちなみにこれ、合併できるかどうかは両社の意見だけでなく、FCCの認可も絡んできます。ちょっと皆さん気が早いです。


11時21分

China’s net gold imports via Hong Kong surge 78.67 pct m/m in March

中国が香港経由で輸入した純金が2月比78.67%急増。昨年7月以来の高水準とのこと。

個人的見解:ちなみに昨年7月は、中国中央銀行の米国債保有残高でみると直近のピーク。なにか関係があるのかも?

Western Digital profit, revenue beat estimates; shares rise

米記憶装置大手Western DigitalのQ3決算、金利などのコストによりEPSは0.83→0.2ドルに減少。売上は46.5億ドル→50.1憶ドルに増加。一時費用を除く一株利益は3.63.期中のHDD販売価格は14.3%増。

 

China’s March industrial profits up 3.1%

中国国家統計局NBSの3月中国克行部門企業利益、3.1%増。今年初めのペースに比べ急激にスピードダウン。

個人的見解:春節の影響を受けた可能性もある。

 


(12時58分)

 

Raytheon Co Q1 Income Rises

米防衛大手レイセオンのQ1決算。利益が26%増、通期EPS見通しを9.7-9.9へ引き上げ。ただし、引き上げ幅の2/3は大型減税によるものとのこと。

個人的見解:パトリオットミサイルが売れると儲かる企業です。トランプ政権は兵器輸出に熱心なので防衛株はここもと良く上がってきましたが、レイセオンだけでなくロッキードマーティン、ゼネラルダイナミクスともに決算発表後の株価は軟調です。いったん利食い売りが出ている感じがします。

日銀が金融政策維持決定 物価2%「19年度ごろ」削除

個人的見解:長期戦への地ならしでしょう。緩和姿勢の継続アピールのつもりだと思います。

 


午後版につづく