米国のコンクリート関連銘柄であるバルカン・マテリアルズ・カンパニー とマーチン・マリエッタ・マテリアルズがベアトレンド入りしてきています。
米国のS&P500ヒートマップをみていただければわかるとおり、ここ数か月市場を牽引してきたアマゾンAMZN、アップルAAPLが軟調に推移しています。(2018年9月10日AM10時56分)
CBSが下げているのはセクハラです。
医療保険、損害保険セクターが売られているのは格付け変更によるものだと思います。
コマーシャルリスクへの言及が一部のアナリストからありました。
アマゾンAMZN、アップルAAPLが下げているのは、
「上がっていたものを売って、下がっていたものを買う」
単純なセクター間の資金移動でしょう。
あまり心配する必要はないと思います。
前にも書きましたが、またいくらかしたら、AAPLとAMZN主導の相場に戻ると思います。
ただここで、他にも下げているセクターがあります。
その二社には注意が必要だと思います。
じみで分かりにくいかもですが、右隅のほうの二社、
セメント資材、建設資材を扱うバルカン・マテリアルズ/Vulcan Materials Company (VMC)とマーチン・マリエッタ・マテリアルズ Martin Marietta Materials (MLM)が下落しているのです。
チャート的にはこんな感じになっています。
Vulcan Materials Company (VMC) 月足
Martin Marietta Materials (MLM) 月足
バルカン・マテリアルズ、マーチン・マリエッタ・マテリアルズのどちらも似たような動きをしているのがお分かりいただけるかと思います。
バルカン・マテリアルズ、マーチン・マリエッタ・マテリアルズの両社とも、2012年からの景気拡大局面で大きく上昇してきました。
その二社が、頭を何度も押さえつけられる形で、ネックを切って落ちてきています。
これをみて「下がりそう」と思わない奴は、相当ニブいと思います。
実際にバルカン・マテリアルズとマーチン・マリエッタ・マテリアルズが暴落するかは兎も角として、このチャートパターンなら投げるのがフツーの感覚だと思います。
ファンダメンタルズとか調べるのはとにかくあと、とりあえず触るな危険・・・みたいな動きです。
バルカン・マテリアルズ、マーチン・マリエッタ・マテリアルズは、急落して1/3くらいの時価総額が吹き飛んでもおかしくないように見えます。あくまでもチャートパターン的には、です。
この二社の動きが、近い将来の北米の土木需要の減退を先取りしているものだとするのなら、景気後退入りを意識しなければいけない状況ということになります。
株価は実体経済に先行しているかもしれません。
バルカン・マテリアルズとマーチン・マリエッタ・マテリアルズは、鉱山で飼われたカナリヤ的な動きなのかもしれません。
しっかり注意してみていく必要があると思います。
とりあえず、また時間がある時にでもじっくりとみて記事に起こそうと思います。
今日のところはまずはファーストインプレッションといった感じで。
とりあえず、〆ます。
なお、上記はあくまでも中卒くん個人の見解であり、特定の投資スタンスをお勧めするものではありません。投資にあたっては自己責任でお願いいたします。