損切りのタイミングはどこにおくべきか?・・・買い値におく意味とは?
今回は、ちょっと偉そうに語りますw
よく「自分の買値を下回ってきたら無条件で損切りする」と公言する人がいます。
自分は参加したことがないのでわかりませんが、セミナーなどではそういったレクチャーをする講師も多いそうです。
また、自分はあまり投資本などを読みませんが、読んだ本のなかにはそういった説明をしているものも多かったように思います。
でも、個人的には、
自分の買値を基準に損切りするのは自分勝手な基準だな。
と思います。
「買値を下回ったのは当初描いた自分の予測が外れていたからであり、予測が外れていた以上、危険を避けるために損切りするのは当然」
という感覚は正しいと思います。
でもここで大事なのは、
一つめは「当初描いた自分の予測」が果たして妥当であったのかどうか。
もう一つめは、「予測が外れたことを察知したのは買値を下回ってきてからなのか?」
という点です。
だいたい、相場なんて1年も触っていれば誰でも「雰囲気で」※1株価が上がるか下がるかくらいはみえるようになるでしょう。(何年もやっていて株価の先の動きがみえなければ、センスないのでやめた方がいいです。)
※1チャートテクニックの本とかシステム売買の本とかは嘘だらけです。ニセ科学、嘘本として読むならまだしも、本気で読むのは危険です。ウソ医療ブログを読むのと大差ありません。やめましょう。重要なのは感覚です。(チャートだけで感覚を読み取る人もいますし、それ以外の事象との比較で感覚を読み取る人もいます。ここら辺は人によってまちまち。自分は統計とニュース、チャートの複合型。)
あとは自分の欲望と恐怖との戦いです。
どうチャートが見えるかは、自分の心の反映でもあります。
ここでしっかり自分の心を制御して、眼鏡を曇らさずに物を見る訓練ができていないと、そもそもの予測事態をミスります。
当初の予測が間違っていたのなら、損切りのタイミング以前の問題です。
この状態で相場を張っていても、損切り多発でジリ貧でしょうw
まず、当初の予測の精度を上げることに集中すべきであって、それから相場に戻ってきたらいいと思います。べつに相場はいつだってありますから。なくなりませんから。どんなやり方でもいいですから、とりあえず見通しの9割を当てられるようになるまで我慢したらいいんです。(といっても、たぶんそこまで我慢できないのが人間ですけどねw)
もうひとつ。
損きりするにあたり、「予測が間違ったのを知ったのは買値を下回ってからなのか?」という話。
これ、大事だと思います。
べつに、買値を下回らなくたって、予測が間違っていたかどうかはもっと前からわかっていたでしょう?
わかっていても、ポジションを閉じずに、淡い期待に縋っていたのではありませんか?
とりま予測と違った動きをしていたのなら、さっさと閉じるべきなんです。
それは、上がっている場合でもそう。上がり方が予測と違ったら、閉じるんです。
下がっているから閉じるんじゃなくて、上がっているときでも、この上がり方はおかしいなと思ったらとじる。
もちろん、下がり方がおかしい場合でも、閉じる。
出来高の推移なんかも含めて、チャートの推移が事前の予測と大幅にかけ離れているのなら、ポジションは閉じたらいいんです。
人はとかく、儲かっている最中にはいい気分になって、自分の当初の見通しとズレていても気にしません。
自分の当初の見通しとのズレが良い方向のズレならいいんですけど、そこに人為的な匂いとかする場合もあるじゃないですか。新興企業にありがちですけど。たとえば大幅増資の直前に吊り上げていただけだとか、じつは経済犯罪がおきてましたとか。
そういうリスクに巻き込まれることになりますから、チャートがあまりにも自分の予測と違った動きをしていたら、閉じるべきなんです。
自分も今年、一件この手のものに巻き込まれているので偉そうにいえた義理ではありませんがw (広州白雲国際空港株) まぁ、これはとてもだいじなことです。嫌な匂いを感じたら、とりあえず切りましょう。
とりあえず、まとめますと
損切りする前に、まずは株価の動きを予測できるようになろうぜ!
という話。
それができれば苦労ない?
そうですね(笑)
でも、やってりゃたぶん慣れますよ。
そして、慣れたころが一番あぶないんですけどね。
まぁそれはまたのちのち・・・
今回はここまで。
ばいばーい!\(^o^)/