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ドイツDAX構成各銘柄の週足チャートと為替相場からみえる日本株の行方

こんばんは、中卒くんです。

今日は日本であまり馴染みのない、ドイツ株についてみていこうと思います。

またそこから、為替と日本株のこれからも考えていきたいと思います。

 

とりあえず細かいところを取り上げても冗長になるので、今回はドイツの主要30社で構成される株価指数 XETRA DAX指数(クセトラダックスしすう)を構成する銘柄をみていきます。

 

それでは、行ってみましょう。(なお、すべて週足となっております。)

 

 

ADS アディダス

言わずと知れたスポーツ用品メーカー、アディダス社です。世界的なサッカー人気の高まりから業績は堅調に推移しています。

 

 

 

 

ALV アリアンツ

損害保険から生命保険まで幅広く展開する総合保険企業です。

 

 

 

 

BAS BASF(ベーアーエスエフ)

世界最大の化学メーカーです

 

 

 

 

 

 

BAYN バイエル

製薬と化学で有名な企業です。

 

 

 

 

 

BEI バイヤスドルフ

化粧品メーカーです。日本でもアトリックス、花王と合弁でニベアを販売しています。

 

 

 

 

BMW ビーエムダブリュー

高級車メーカーのBMWです。

 

 

 

 

 

CBK コメルツ銀行

一部で悪名名高いコメルツバンクです。いろいろとありまして、アメリカ政府に多額の制裁金を課された過去があります。

 

 

 

 

CON コンチネンタル

タイヤ及び自動車部品のメーカーです。

 

 

 

 

 

DAI ダイムラー

ダイムラーベンツです。BMWと同様、高級車メーカーです。ディーゼル問題で株価はさえない動きです。

 

 

 

 

 

 

DB ドイツ取引所

フランクフルト証券取引所を運営する企業です。

 

 

 

 

DBK ドイチェバンク

ドイツ銀行です。長引くマイナス金利により経営が混乱しています。中国系のHNA(海航集団)が大株主でしたが、HNAの債務整理の一環で持ち高比率を下げることになったそうです。

 

 

 

 

 

 

DPW ドイチェポスト

ドイツを代表する郵便、物流事業者です。国際輸送に力を入れています。

 

 

 

DTE ドイチェテレコム

ドイツの通信事業者です。

 

 

 

EOAN イーオン

ドイツの電力会社です。以前は発電送電すべてをしていましたが、現在は再生可能エネルギーと原子力発電に特化しています。業績は芳しくないです。

 

 

 

 

FME フレゼニウスメディカルケア

人工透析器などの医療機器メーカーです。

 

 

 

 

 

 

FRE フレゼニウス

病院の運営を主にしています。フレゼニウスメディカルケアの大株主でもあります。

 

 

 

 

 

 

HEI ハイデルベルグセメント

世界第四位のセメントメーカーです。

 

 

 

 

 

HEN ヘンケル

歯磨き粉や洗剤などトイレタリー商品の大手です。

 

 

 

 

 

IFX インフィニオンテクノロジーズ

半導体メーカーです。パワー半導体に強みがあります。

 

 

 

 

 

LHA ルフトハンザ航空

ドイツを代表する航空会社です。

 

 

 

 

 

LIN リンデ

産業ガスを主軸にしている世界的な化学メーカーです。

 

 

 

 

MRK メルク

世界的な製薬メーカーです。

 

 

 

 

 

 

 

MUV2 ミュンヘン再保険

再保険会社です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PSM プロジーベンザット1メディア

テレビ局運営とコンテンツの作成をしている企業です。

 

 

 

 

RWE エルヴェーエー(ライン・ヴェストファーレン電力会社)

ドイツ国内においては、E.ONに続く規模の電力会社です。世界レベルでは、電力だけでなく水道やガス事業にも乗り出しています。

 

 

 

SAP エスアーペー

ERP分野に強い欧州最大のソフトウェア会社です。

 

 

 

 

 

SIE ジーメンス

鉄道、電力、防衛、医療機器、家電など総合的に手がける複合型製造企業です。GEもそうなのですが、火力発電の衰退による経営へのインパクトが徐々に出てきてしまっています。

 

 

 

TKA ティッセンクルップ

第二次世界大戦のクルップ砲で有名な鉄鋼および工業製品製造企業です。最近はワイヤーを使わないエレベーターなどの開発なども積極的に行っています。

 

 

 

 

 

 

 

VNA ヴォノビア

ドイツの住宅不動産の最大手です。周辺国の有力企業への買収も積極的に行っています。

 

 

 

 

 

VOW3

フォルクスワーゲンです。世界最大級の自動車メーカーですが、排ガス不正問題で大きくブランド価値を下げました。中国や南米市場が稼ぎ頭です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、ここからが本題です。

 

週足チャートを並べてみて、どう感じましたか?

 

そこそこ上がっている銘柄もあるものの、総じてみると弱い動きのものが多くありませんか?

 

 

米国企業はようやく調整色を示し始めてきましたが、ドイツなどはもっと早いうちから調整色を示していました。政治的な混迷などいろいろと要素はあるでしょうが、一番の理由はユーロ高だと思います。

ちょうど、各社の株価が横ばい入り~頭打ちになったあたりと、ユーロドルの底とが一致すると思います。

 

 

 

直近で、日本円は対ドルで上がってきています。107.35あたりにあった下値支持をあっさりとブレークしてきました。ここからは加速度的に円高が進む可能性が高いです。次のめどは98円程度ですが、この動きだとそこも通過点の可能性が高いと思います。

 

 

ドルインデックスは明確に下方トレンドにあります。

 

 

皆がドル資産を持つことを恐れ始めています。ここ数日のストックマップを並べてみると、どうにかしてドル安のリスクをヘッジできないかと、資源株やらブルーチップやらに逃げている様子がみえてきます。

この調子でいくと、ドルインデックスは本格的に70をつけに行く可能性があります。そうなったときに、ドル円は80円台でしょう。どれだけの日本企業が円高に耐えられるでしょうか。

 

日本株も日本円も短期的には戻りを試す動きがあるでしょうが、中長期的にみて、ちょっと雲行きが怪しくなってきたのではないかと思っています。

 

 

 

 

by中卒くん