上の図は3月20日の記事 Facebookによる個人情報不適切利用はキッカケにすぎない 相場見通し20180320 に載せたものです。案の定、チャートは下に放れてきました。
おいらの勝ちです!(^O^)/
※ちなみに (^O^)/ この顔文字は「ゆみちゃん」と名前がついております。むかしの2ch株板住民にならわかってもらえるはず(笑) おいらも当時はコテハンで書いてました。誰だかわかるかな?
とりあえず話を戻して・・・
目先、黄色で示した範囲に向かうと思われます。
とりあえず、全体的な見通しは変更ありません。下の緑色の線を大きく割ってつっこんだら買い。
※追記 今日の下げをスーパー301条とかいろいろ絡めて考える人が多いですが、たしかにその影響もありますが、それよりも「チャートが下がりたがっていた」というのが一番の理由だと思っています。FB問題にしても通商問題にしてもFOMCにしても、材料はきっかけのひとつにすぎません。その時その時で反応は変わります。材料自体が重要なのではありません。
ただ、いくつか気がかりな点があります。
それは、FAANGとBATに関するものです。
ここもとの相場では、ガチガチのシクリカルセクターを避けてFAANGやBATなどのノンシクリカル高成長株に集中する戦略をとるトレーダーが多かったように思います。(おいらもそのうちの一人でした)
それは、在庫循環などからみて、シクリカルセクターを買う時期ではないからです。そういうのは不景気の真っただ中にとる戦略であり、いまは別のところを選好するタイミングでした。
このFAANGとBATが、それぞれ怪しいことになっています。
ひとつは、Facebook(FB)です。
個人情報流出問題の余波が続いています。GoogleやAmazonなども含めて、個人情報を扱う企業への締め付けを厳しくする方向に傾きつつあるようです。これは、収益モデルの変更を伴います。この記事を書いている段階では、S&P500種株価指数のStockMapはこんな感じになっています。
もうひとつは、テンセント(Tencent、騰訊 0700.HK)です。
拙ブログでも書きましたが、どうやら高成長が止まりつつあります。本業のゲームやコンテンツビジネスに陰りが見えています。
テンセントのVAS部門減収は一過性なのか?それとも・・・ (過去記事です)
これを受けて、香港市場では5%安、NY時間では10%を超える下落となっています。(3月23日1時現在)
NY時間に入って、中国ネット系企業のADRが総崩れです。
- Alibaba -4.26%
- JD.com -3.36%
- YY -6.27%
- BIDU -5.46%
- SINA -7.12%
- NTES -5.23%
- WB -7.19%
つまり、買い方の逃げ場がなくなっています。
ここなら買って大丈夫だろう・・・と思われたところに不確実性が高まっていて、買いを入れにくくなっています。
しかたがなく、債券が買われています。また、ここもと避けられてきた疑似債券的な株、ディフェンシブセクター、公益株が買われています。
昨日のFOMCでは年3~4回の利上げが示唆されましたが、市場はこれに懐疑的なようです。
とりあえず、これだけでもあまりよろしくないのですが
さらに悪いことに、欧州の金融機関がボラティリティ上昇で大損ぶっこいているんじゃないか?みたいな話が流れています。
Volatile Volatility Leaves Europe Investment Banks Whipsawed (Bloomberg)
懲りない方達ですね。
とりあえず、最初にも書きましたが、大きく緑のトレンドラインを下回れば買いで向います。ただし、超短期で回します。戻りは売りでいきます。
わかりやすいタイミングがやってきたな、と感じます。
がんばります。
なお、この記事は投資スタンスを勧めるものではありません。参考にして損をしても補償は一切いたしません。投資も投機も自己責任でお願いいたします。
by中卒くん