Fraudulent Web Traffic Continues to Plague Advertisers, Other Businesses (WSJ)
かなり深刻な記事だと思います。
簡単に言ってしまうと
- ウェブトラフィックの28%はbotなど人間以外によるもの
- 一般的な検索エンジンの他、旅行検索エンジン、音声アシスタントが巡回している
- GoogleHomeやアレクサなどの音声アシスタントの利用拡大は、bot増大につながっている
- なかにはbotであることを隠して巡回する例も
- 広告主はbotで膨らんだアクセス数をみて、ネット広告の価値を過大に評価してしまう可能性
要するに、広告主はたくさんのアクセスを期待してGoogleなどに広告出稿しているのに、アクセスしてきているのはbotだらけで、じつはあまり効果が発生していない可能性がある・・・
それを解決するには人間とbotのアクセスを分析して広告価値をはじき出す必要がある。この調査を主導したAdobeは、ウェブトラフィックを解析するツールでbotスコアのようなものを作ってマネタイズすることができるのでは?と予想しています。
以前からbotの巡回は語られていましたが、さすがに3割近い数字というのはショックです。
分析ツールを提供するAdobeが主張している数字なのでバイアスがかかっているのでしょうが、もしこれが本当であればGoogleなどの広告収入は大きな痛手を受ける可能性があります。
このニュース以外にも、今日はちょっと他にもいろいろと、ネットの数字の水増しを意識するようなニュースを目にしました。それについてはまた別の機会に書きます。
by中卒くん