仮想通貨取引所クアドリガCX(QuadrigaCX)の創業者ジェラルド・コットンCEOが急死で150億円相当が凍結状態に!
カナダの仮想通貨取引所クアドリガCX(QuadrigaCX)とは?
クアドリガCX(QuadrigaCX)はカナダ最大の仮想通貨取引所。
同取引所を運営するのはクアドリガ・フィンテック・ソリューションズ・コーポレーション(Quadriga Fintech Solutions Corp)という企業ですが、同社は金融犯罪防止を目的としたブロックチェーン技術導入による顧客データベース開発や、M2M決済(Machine to Machine決済)などの開発にも積極的に取り組むなど、カナダの仮想通貨界隈を牽引する企業だったとのことです。
このクアドリガCX(QuadrigaCX)およびクアドリガ・フィンテック・ソリューションズ・コーポレーション(Quadriga Fintech Solutions Corp)の創業者でありCEOでもあるジェラルド・コットン氏(Gerald Cotton)が、急逝してしまい、非常に問題となっています。
仮想通貨取引所クアドリガCX(QuadrigaCX)のジェラルド・コットン氏(Gerald Cotton)が死亡!
クアドリガCX(QuadrigaCX)の創業者でありCEOでもあるジェラルド・コットン氏(Gerald Cotton)氏が、このたびインドで急逝しました。
いつごろ死んだのかは不明なのですが、とりあえず、同社がジェラルド・コットン氏の死亡を発表したのは2019年1月14日。
インドの児童養護施設でボランティア活動を行っていた最中に、持病のクーロン病の合併症によって30歳の若さで死んでしまったとのことです。
クアドリガCX(QuadrigaCX)のジェラルド・コットン氏死亡でコールドウォレット内の150億円相当の仮想通貨が引き出しできず?
クアドリガCX(QuadrigaCX)のジェラルド・コットンCEO死亡で、大変なことになっています。
このジェラルド・コットン氏、なんと、たった一人でクアドリガCX(QuadrigaCX)のコンピュータを最終管理していたとのこと。
ジェラルド・コットン氏はコールドウォレットのリカバリーキーやパスワードを誰にも教えていなかったそうで、このため、このコールドウォレット内にある150億円相当の仮想通貨資金にアクセスできない、引き出せない状態になってしまっているとのことです。
なんということでしょう。
重度のクーロン病にかかっているのがわかっていながら、誰にもパスワードを教えずに旅だったジェラルド・コットン氏・・・残された妻ジェニファー・ロバートソン氏は大変な目にあっています。
クアドリガCX(QuadrigaCX)のCEO妻ジェニファー・ロバートソン氏が債権者保護を申請
創業者兼CEOのジェラルド・コットン氏が死亡したため、クアドリガCX(QuadrigaCX)は大混乱中。
ジェラルド・コットン氏の妻ジェニファー・ロバートソン氏は同社を代表する形で、債権者保護申請のための死亡診断書を添えた宣誓供述書を提出したそうです。
これによると、クアドリガCX(QuadrigaCX)に登録しているユーザー数は36.3万人、今回のコールドウォレット凍結により影響を受けるのは11.5万人。
合計2.5億カナダドル相当の返済義務がクアドリガCX(QuadrigaCX)あるとのことです。
クアドリガCX(QuadrigaCX)の創業者妻ジェニファー・ロバートソン氏には脅迫も・・・
なお、クアドリガCX(QuadrigaCX)の債権者たちは一斉に怒りの猛抗議をあげているのだとか。
「本来ならばコールドウォレットの管理において暗号キーはマルチシグ(マルチシグネチャー)管理をするのが当然で、そうなっていないのはおかしい!」とか「妻のジェニファー・ロバートソンが仕組んだんだろう!」とか「じつはジェラルド・コットンは生きていて、大金と共にとんずらしたんだろう!」などという脅迫じみた抗議が集まっているのだとか・・・
そりゃまぁ、気持ちはわかりますが・・・
うーん、罪深い。
クアドリガCX(QuadrigaCX)のジェラルド・コットン氏が患っていたクーロン病とは?
なお、ジェラルド・コットン氏は20代前半ころからクローン病にかかっていたとのこと。
果たして、クーロン病とはどういったものでしょうか。
ちょっとWikipediaをみてみましょう・・・
クローン病(クローンびょう、英: Crohn’s disease、略: CD)は、主として口腔から肛門までの全消化管に、非連続性の慢性肉芽腫性炎症を生じる原因不明の炎症性疾患で、厚生労働省より特定疾患に指定されている。潰瘍性大腸炎とともに炎症性腸疾患(IBD:Inflammatory bowel disease)に分類される。
だそうです。
つまり、簡単にまとめると、
アレルギー疾患みたいなもののひとつで、口から胃腸、肛門まで点々と潰瘍ができてしまう原因不明の病気
ということでしょうか。
クアドリガCX(QuadrigaCX)の創業者ジェラルド・コットンはこれに20代前半の頃からかかっていたとのこと。
クーロン病には菜食主義や絶食がいいとのことで、そういった食文化を好む経緯から、インドに興味を持ったのかもしれません。
クアドリガCX(QuadrigaCX)問題から考える終活問題
とりあえず、今回のクアドリガCX(QuadrigaCX)のジェラルド・コットン氏の死に方は、まじで最悪だと思います。
損をした人たちもそうですが、家族など残された人たちもたまったもんじゃありません。
こういうのをみると、死ぬときにはちゃんと色々始末しておかないといかんなぁと思います。
とりあえず、自分が外国口座なども持っていますが、それらの管理をちゃんと引き継げるように、パソコンのパスワード、金融機関の連絡先、口座番号やIDなどちゃんと教えておかないといかんと思いました。
こういうの、若くてもやっておかなくちゃいかんと思います。
いつ何があるかわかりませんからね。
と書きながら、面倒臭くて後回しにしがちなのが現実なのですが・・・。
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