2019年3月13日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
米国株式ヒートマップ
S&P500
米10年債利回り
WTI原油
前営業日は⇒2019年3月12日 米国株式市況概況~米株ヒートマップ・S&P500・米国債・WTI原油チャート~
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇
S&P500は直近高値を上回っており非常に強い動き。
この日発表された耐久財受注でコア資本財の伸びを確認、米経済の底割れはないとの判断が広がった・・・との解説が聞かれる。
それはたしかにポジティブだったのだけど、しかしここ最近の統計全体を通してみると、コア資本財だけみて楽観的に行動できるような状況でもないはず。
とりあえず株価は上がっているので、その説明のために利用されただけのような感じがある。
この日は広範囲なセクターが上昇したが、特にヘルスケアの上昇が大きかった。
特段の材料はないのだが、同セクターのアナリストがCVSの評価をアウトパフォームでカバレッジすると伝わり、セクター全体が大幅高。
ここもと民主党左派系の議員から国民皆健康保険などを推し進める方針が伝わるなどして下落トレンドにあった。
ひとまずの買戻しが入った形。
この日弱かったのは半導体、半導体製造装置関連か。
全体が大きく伸びる中でやや特異に弱い形。
また、ここもと堅調だった住宅関連、建設資材関連も下落。
墜落事故を受け737MAXの飛行禁止をトランプ大統領が求めたボーイングBAだが、こちらはようやくアク抜け、落ち着いた動きとなった。
合算売買高は71.7億株。
直近高値をとっても大きく膨らまない。