ゴーン妻キャロル・ゴーンが日本に戻ってくる理由~一事不再理ねらいか?
ゴーン妻のキャロル・ゴーンがふたたび日本に戻ってくるとのことです。
キャロル・ゴーンは夫のカルロス・ゴーンが逮捕されたのち、唯一没収を免れたアメリカ発行のパスポートを利用してフランスに帰国しました。
そして、フランスのメディア取材などを受け、日本における刑事訴追制度の問題点をひたすら述べるなど、不平不満をぶちまけてきました。
ところが、そのキャロル・ゴーンが突如、日本に再び戻ってきて、検察の聴取に応じるということです。
キャロル・ゴーンが日本に戻る理由は?
キャロル・ゴーンが日本に戻ってくる理由は、なんでしょうか。
あれだけ騒がれながらフランスに帰国したキャロル・ゴーンが、なぜ戻ってこようと考えるに至ったのか。
その背景には、フランス政府、フランス司法当局もまた、カルロス・ゴーンとキャロル・ゴーンへの訴追を目指しているからなのではないか、というふうに自分はみています。
目下、マクロン大統領は非常に支持率を落としています。
金持ちの犯罪に対して、国民は非常に厳しい目を向けています。
ルノーはいわずと知れたフランスの大企業、労働力もたくさん抱えています。
それらの労働者の賃金を引き上げず、経営トップが使い込みをしていた・・・という図は非常によろしくないものがあります。
今回の事件では、ルノー日産の統括会社の資金がオマーンなどを迂回して、ゴーン夫妻の懐に入っていたのではないか、とされています。
であれば、フランスでも訴追される可能性があり、それを嫌気して日本に戻ってきたのではないか、という気がしています。
キャロル・ゴーンは一事不再理をねらっている?
一事不再理という言葉があります。
簡単に言っちゃうと、一回判決を受けたなら、再度同じ罪状で訴えられない、ということです。
日本の場合、海外と日本の両方で訴えられるような内容でも、海外で先に有罪になっていると、日本では訴えることができません。
三浦和義事件などで日本のお茶の間でも有名になりました。
自分はフランスの法律には詳しくありません。
ですから、フランスの法律にも一事不再理が存在するかどうかわかりません。
ただ、もともと一事不再理は大陸法を起源とするものですから、フランスに存在する可能性は高いはずです。
もしフランスにも一事不再理の原則が存在するのならば、フランスよりも日本の方が経済犯罪に対する刑罰が軽いですから、日本で有罪判決を受けた方がお得です。
そうした打算があって、キャロル・ゴーンは日本に戻る気になったのではないか?
そんなふうに感じてしまいました。
もちろん、これはあくまでも中卒の考える程度のことですから、正しいかどうかはわかりません。
できれば、この方面に詳しい方にレスをいただけたらなぁと思います。
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よろしくお願いいたします。
以上です。