Google決算からみえること~トラフィック獲得コスト(TAC)減少はアフィリエイト依存の企業の業績に多大な影響を及ぼす可能性
ここもと、Googleのトラフィック獲得コスト(TAC)が減少しています。
とくに、グーグルアドセンスをブログなどに貼っているGoogle Network Members への支払い比率は漸減傾向をたどっており、2019年Q1決算では69%にまで低下しています。
⇒【GOOG】Google(グーグル)親会社Alphabet(アルファベット)の業績と株価~2019Q1決算
グーグル・ネットワーク・メンバーズ向けトラフィック獲得コスト(TAC)推移
上記グラフはトラフィック獲得コスト(TAC)のうち、ブログやアプリ向け公告の売り上げに占めるアフィリエイターの取り分の推移です。
決算資料をもとに作成したグラフですので実際のところは色々異なる可能性もありますが、大まかに言ってこのような内容になっているようです。
とりあえず、このことから言えることは、2017-2018年はボーナスステージだったということ。
直近でピークだったところは74%
それが最近は69%に落ちてきていることからして、Googleアドセンスに頼った広告展開をしている新興企業のいくつかは、深刻な売り上げ減少に悩む可能性があります。
Googleによるトラフィック獲得コスト(TAC)減少で影響を受ける企業~Gamewith
Googleがトラフィック獲得コスト(TAC)を減少させて影響を受ける企業としては、たとえばGamewithなどが挙げられると思われます。
同社はネットワーク広告売上高が全売り上げの半分以上を占めています。
そして、このネットワーク広告売上高の多くがGoogleアドセンスだと思われます。(同社のゲーム攻略サイトをみればわかりますが、Googleアドセンスが貼られまくっています。)
ゲームアプリの紹介などによるタイアップ広告収入も増えてはきていますが、やはりGoogleアドセンスが使いやすいのは事実です。
とりあえず、Gamewithに限らず、トラフィック獲得コスト(TAC)減少の影響を受ける企業は数多くあるはずです。
みんかぶ
などもそうでしょうか。
サイトにペタペタとGoogleアドセンスが貼ってあります。
とりあえず、そうした企業は業績が下押しされやすい可能性がある、ということは覚えておいていいのではないかと思われます。
以上です。