サンフランシスコ市、JUUL(ジュール)など電子タバコを禁止へ~大麻は合法なのに??

サンフランシスコ市、JUUL(ジュール)など電子タバコを禁止へ

 

JUUL(ジュール)などの電子タバコが初の全面規制~サンフランシスコ市

 

サンフランシスコ市は6月25日、電子タバコの販売および配達を禁止する条例を可決承認したとのことです。

あとは市長が署名すれば7か月後に発効するとのこと。

サンフランシスコ市長はもとよりJUUL(ジュール)などの未成年への悪影響について批判的だったことで知られており、たぶん発効することになるとのことです。

 

 

未成年に爆発的な大ヒットとなったJUUL(ジュール)

今回の電子タバコ規制のキッカケとなったのは、未成年によるJUUL(ジュール)など電子タバコの流行だそうです。

JUUL(ジュール)の未成年への流行については以下の記事でも書きましたが

電子タバコの『ジュール・ラブズ(JUUL)』、FDAのゴットリーブ局長が規制強化を示唆

今までのタバコではなかったようなフルーティなフレーバーなどがJUUL(ジュール)の特徴となっており、

また、インスタグラムなどのインフルエンサーを利用したマーケティングなども成功。

非常に高い売上の伸びとなっており、これに着目した米たばこ大手のアルトリア(マルボロなどのブランドを販売している企業)もJUUL(ジュール)に35%出資するなど、一種の社会現象になっています。

 

今回の条例では成人もJUUL(ジュール)など電子タバコを利用できなくなる見通し

ただ今回の条例、非常に異質なことに成人の利用すらも規制されることになります。

アメリカでは大麻の合法化を進める地域もありますし、サンフランシスコ市のあるカリフォルニア州は大麻にかなり寛容な地域として知られています。

アメリカでもいち早く医療用大麻が解禁され、2018年からは嗜好用の大麻も合法化されています。

ロサンゼルスではマリファナショップも営業しているといいます。

非常にリベラルな雰囲気だといいますが、

でも、JUUL(ジュール)はダメだそうです。

 

うーん?

いろいろよくわからない線引きですが、とりあえず世の中は理屈では回っていないということでしょうか。

とりあえず、今後の動向次第によってはアルトリアの業績にも響いてきます。

配当目当てに投資されている方も多いようですが、要注目といったところでしょう。