2018年5月6日 午前 ニュースまとめ

備忘録がわりにニュース記事をまとめます。

独断で掻い摘んで纏めます。

この記事は日中随時更新します。


4時27分

仮想通貨、金融庁が育成路線転換 交換業の審査厳しく

株式オンライントレード、FXなどもそうでしたが、当初は雨後の筍のように無数の業者が入り乱れ、その後は3社程度に集約されました。今回もそうなるでしょう。SBIなどにとっては有利に働くはずです。

 

株主優待にESGの波 社会貢献へ寄付など選択肢

個人的見解:むしろ株主優待をやっていること自体が株主公平の原則に反しており企業統治において不適切。ESG投資のうちのG(Governance/企業統治)に明らかに反しています。そういう銘柄はESG投資の対象から外すべきだと思います。

 

 

China Sees First Quarterly Current Account Deficit in Nearly 17 Years

中国が17年ぶりに四半期ベースで経常収支赤字を計上しそうだ、という内容です。

個人的解説:多くのエコノミストにとっては予想の範囲内ですが、多くのマーケット参加者にとっては予想の範囲外だと思われます。「中国は身の丈にあっていない経済成長を続けてきたのではないか?」という雰囲気が醸成される可能性があります。個人的には、全要素生産性の改善スピードが落ちていることが原因だと考えており、それは資本の利用に無駄が多いことと裏表の関係です。日本の80年代半ばあたりと被る印象です。

 

小米科技が香港で上場申請、中国ハイテク企業で4年ぶりの大型案件

中国の格安スマホ大手、小米(シャオミ/Xiaomi)が香港市場に上場します。アリババ以来の大型上場になるとみられています。

個人的見解:2017年決算 売上高1146憶2000万元 営業利益122億2000万元 純損益438億9000万元・・・十分に成熟した産業でありながら、利益率が1%にも満たない薄利っぷりです。これは地雷だと思います。

 

 


7時4分

深海1万メートルにプラごみ汚染

個人的見解:所謂マリンリッター(Marine Litter)問題。この記事にあるような形を留めたプラスチック・ビニルだけでなく、波や風に晒されて食物連鎖に乗ってしまったマイクロプラスチックの問題も議論されています。生分解性プラスチックの需要が急拡大すると思われます。銘柄としてはBASFなど。主に欧州系が強いです。

 

[特報]楽天が伊藤忠とアパレルECで提携へ、ゾゾタウンに対抗

個人的見解:Amazonもアパレル向けネット小売りに参入すると言われています。ネット小売りは参入障壁が低すぎて、昨日の勝ち組が今日の負け組にすぐ転落してしまいます。それを防ぐには圧倒的に薄いマージンで新規参入意欲を削ぐしかありません。この業界は世界的に注目を浴びていますが、中長期的にみるとあまり儲からないと思います。

 

5nmと7nm EUVプロセスで、TSMCの認証をSynopsysの設計用EDAが取得

これを使い、TSMCは2020年の早い時期に5nmプロセスで生産開始する予定とのこと。

個人的見解:2014年に某国内露光装置メーカーのCTO(最高技術責任者)が「EUVは光源が安定しないので永遠に実現しない。」とか言っていたEUVですが、ASMLが開発に成功して完全に独占体制に入りました。すでに設計ツールなども出回り、TSMCは2020年から5nmで量産開始・・・勝負あった、という感じがします。