土日をつかって、いろんな人のブログとかtwitterとかを見て回ってます。
フォロワーさんも、フォロワーさん以外も、普段あまり見ないような範囲までザザっと流し読みしまくってます。
で、思うんですけど、みんな連想ゲームしすぎじゃないっすかね?
たとえば、MLCC関連が流行りだ!黒鉛電極がテーマだ!
っとなったときに、中心銘柄ではなくてすごく傍流の・・・ともすれば、その本人しか連想しないような小型銘柄を買っている人がいるんですよね。
でもよく考えてみてください。
その銘柄、事業全体に占めるMLCC関連の売上って何割ですか?
その銘柄を関連銘柄として捉えるのは間違ってないでしょう。
事実、その会社がなければこの業界が回らないのは確かです。
でもそれ、本業の技術を使って副業的に行っている事業です・・・売上の5%にも満たない事業ですよ。本来なら切り出されて売却されてもおかしくないような事業です。
連想ゲームには良い連想ゲームと悪い連想ゲームがあります。
たとえば、
電炉が活況 → 黒鉛電極だ!
半導体が好調 → 半導体製造装置だ!
マシニングセンタが好調 → リニアガイドだ!
ロボットが好調 → 減速機だ!
これは良い連想ゲーム・・・事業がピンポイントですから、わかりやすいし、実際に収益へのインパクトもデカいです。
でも、世の中にはちょっと斜め上すぎて良くわからない連想ゲームをする人たちもいます。個人攻撃をしたいわけではないので例は書きませんが・・・いや、それはないだろう・・・って感じの連想ゲームです。風が吹けば桶屋が儲かるみたいな。
もうひとつ、確かにその連想は働くけれど、収益的には本筋に劣後しそうっていう連想ゲームです。おかれた環境が微妙によくなくて、おいしくなさそうな事業です。
上記のどちらもが、若い人が陥りやすい罠です。
知識が豊富であれこれ考えすぎてしまう。頭がいい人が多いんだと思います。
でも相場ってのは大方、そんな小難しくできていません。
みんなでワーッて集まって、ドーンと噴きあがって、ズンズンズーンといって、あれよあれよという間に騰がっていくものです。
そもそも、大きなカネを動かしている連中だって、ある銘柄を買おうとしたら周辺銘柄も一応はリサーチしています。それでも、それら周辺銘柄を買っていない理由があります。
とりあえず、相場は自分ひとりでやるものじゃありません。
みんなが連想できる範囲の連想にとどめた方が良いと思います。
「A子は高嶺の花だから、A子の友達のB子でいいや」
みたいな投資法は、全体相場が右肩上がりの時以外成立しません。
気を付けましょう。