当面のスタンス~戻りいっぱいを見極める展開へ
とりあえず前回10月28日に書いた内容のとおり
なんだかんだいってチャートは崩れていない件
米国株のチャートはぶっ壊れずにしっかり反発しました。
今後の展望としては、AMZNの下げを利用して前回安値を一気に下抜けできるかどうかという点が重要になります。
AMZNが売られ、指数も売られ、ETFも投げられ、大暴落となるかどうか。
それは今週の動き次第ですが、どうもそこまでの勢いはないかなぁ?という気がします。
というのもの、今回の下落はある程度予想された動きであり、VIXもあまり跳ねていないんです。
かなりの部分、ヘッジが済んでいるのではないかとみています。
過去の大暴落と重ねる意見も多いようですが、ちょっと無理があるかもしれんと感じます。弱気が多すぎるんです。
強気になりすぎるのも危険ですが、弱気になりすぎるのも違う気がします。
どや?
あたった\(^o^)/
ここもとの相場は、単なる需給要因だと見ています。
米国株は決算シーズン真っただ中。
これまで株価を下支えしてきた自社株買いが打てないタイミングで、買いが入らなくなったのを怖がった売りが広がっただけ・・・のようにみています。
2月と同じ理由です。
とりあえず、需給要因が元に戻ると同時に落ち着いた動きに転じています。
今後は、素直に考えるなら直近下値を割らず、かといって高値も更新できず、2600~2900のレンジ内での動きを想定します。
(中間選挙とかブレグジットとかあまり関係ありません。市場はそれらにあわせてポジションを落としています。)
なお、景気が循環的なピークをつけてきているのは紛れもない事実です。
実体の景気は間違いなく上振れを期待する段階ではない。
下振れに備えるべき段階です。
世界の株価はそれを11カ月かけて織り込んできています。
アメリカの株価はそれをまだ織り込めていないように見えますが、実際には織り込んでいる可能性が高いかなとみています。
(自社株買いの影響が大なだけで、実際は弱気スタンスが多いようにみえます。VIXが跳ねなかったこともそれを反映しているように思います。またTradingViewやtweetなどをみても、弱気派が多いですね。)
日本株も欧州株もバリュエーションは相当低く、通常の景気減速なら6~8割がた織り込んだ状態と思います。
むしろ、超絶な景気後退、需要蒸発に備えて腰が引けている状態にも感じます。
アメリカが崩れて、しっぽが胴体を振り回す展開を恐れている。
そんなかんじでしょう。
いま現在は、多くの人が悲観論のままです。
まだ大崩れするタイミングじゃありません。
もし大崩れするなら、楽観論が支配的になるタイミングです。
とりあえず、株価の戻りと、センチメントの戻りのいっぱいいっぱいなところを見極めて、そこを叩く準備をするべきと思っています。
以上です。