【NVDA】エヌビディアショックがやってきた!~仮想通貨バブル弾けて在庫の山!
エヌビディア決算から見る仮想通貨バブル崩壊
GPU大手エヌビディア(Nvidia)が2018年Q3決算を発表。
この決算のレビューは以下にも書きましたが
【NVDA】GPU大手エヌビディア/Nvidiaの業績と株価
いやはや、いろいろと酷い数字ですね。
まさに、仮想通貨バブルの宴のあと・・・といった感じです。
在庫が急増しています。
エヌビディア(Nvidia)は昔から在庫の管理には定評のある企業でしたが、どうやら仮想通貨バブルで見通しが狂ったっぽいです。
というか、仮想通貨バブルのせいで、エヌビディア(Nvidia)は昔からの顧客であるPCゲームマニアへの製品供給ができず、頑張ってユーザーのために作ったのだと思います。
別にこれはエヌビディア(Nvidia)が悪いわけじゃない・・・すべては、仮想通貨バブルに踊った人たちのやらかしたことですね。
エヌビディア(Nvidia)はある意味、犠牲者です。
エヌビディア(Nvidia)が抱える仮想通貨バブル崩壊後の在庫の山
以下をみてください。
これが仮想通貨バブル崩壊に伴う在庫の山の中身です。
Raw materials | Work in process | Finished goods | Total inventories | |
2018Q3 | 634 | 259 | 524 | 1,417 |
2018Q2 | 421 | 266 | 403 | 1,090 |
2018Q1 | 214 | 254 | 329 | 797 |
2017Q4 | 227 | 192 | 377 | 796 |
2017Q3 | 227 | 192 | 377 | 796 |
2017Q2 | 227 | 192 | 377 | 796 |
2017Q1 | 227 | 192 | 377 | 796 |
2016Q4 | 252 | 176 | 366 | 794 |
最終製品、原材料などもろもろが増えています。
生産規模は190前後→260前後に拡大したようです。
原材料を消化しきるまでにだいぶかかりそうです。
エヌビディア(Nvidia)のビデオカードが叩き売られる可能性?
これだけたくさんのビデオカードの原材料~最終製品が在庫として積み上がっているわけですから、当然値崩れするはずですね。
PCゲームをするためのパソコンを組み立てるなら、これから3カ月はチャンスかもしれません。
非常に安い値段でミッドレンジあたりのビデオカードが手に入る可能性があります。
エヌビディア(Nvidia)の見通し
エヌビディア(Nvidia)はこの決算発表のなかで、つぎの四半期の業績が下押しされることを発表しています。
具体的には前年同期比で5~9%減の26億4600万ドル~27億5400万ドル程度となります。
GPU値下げも辞さない構えです。
エヌビディア(Nvidia)の株価
この発表を受け、エヌビディア(Nvidia)の株価は時間外で前日比33.94ドル安(16.77%安)と大きく下落しております。
とりあえず、山高ければ谷深しをしっかり見せつけてくれているエヌビディア(Nvidia)株。
今後の見通しからは仮想通貨マイニング需要が減ります。
そのなかでも増益基調に戻れるかどうか。
同社の真の力が試されています。
以上です。